会計時のそつのないふるまいとは

さて、ビストロでのマナーの後半です。食事を終えてお会計をする際、“L’addition, S’il vous plait.(ラディシオン・スィル・ヴ・プレ)”と、担当のギャルソンに声をかけましょう。テーブル会計が基本です。チップは気持ちであり、渡すかどうかは自由…とよく言われますが、相当悲惨な接客でないならば、やはり渡すのがビストロでの基本です。食事代の5〜10%が目安。そうして“Au revoir.(オ・ルヴォワール)”とあいさつをしてお店を出たら、実にスマートなふるまいです。

イタイ思いをしないために。フランスでビストロを利用するさいのマナー(後編) イタイ思いをしないために。フランスでビストロを利用するさいのマナー(後編)

フレンチのメニューの見方(1)

ここからはビストロでオーダーするさいのコツを探っていきましょう。フランス語のmenuが指すのは、日本語では「定食」「コース料理」の意味です。読み方も「ムニュ」と日本語のメニューとは異なります。日本語のメニューを指す言葉は、フランス語では“carte(カルテ)”なのでご注意を。前菜は“entree(アントレ)”。フランスでは前菜といえどフォアグラを使った重ためな料理や、エスカルゴ(カタツムリ)や牡蠣など好みの分かれる食材も少なくありません。

フレンチのメニューの見方(2)

日本と大きく違うのが、チーズの区分。前菜として盛り合わせで提供されることが日本では多いですが、フランスではデザートの一つ。正式なコースならば、メインとデザートの間にチーズを食べるのが主流です。特に女性にとってはデザートはやっぱり、食事の最後に食べたいものですよね。しかしボリューム満点の食事量は、やはり日本の比でないことは念頭においておくべきです。最初に注文をせず、メインを食べおえてからデザートを頼んでも、全くマナー違反ではありません。味わえる量を存分に楽しむという意識が必要です。

「楽しみたい」気持ちがあればOKです

「敷居が高そう」「ゆっくりと落ち着けないのでは」なんて、ビストロへ行かない理由を無理に探すのはもう終わりです。ビストロのマナーは、あくまで心ゆくまで食事を楽しむための最低限の一般論でしかありません。自分が満たされ、店員さんも温かく迎えてくれる。そんなビストロ体験を、ぜひフランスで楽しんでくださいね。