ダンサーのための専門店としてスタートした

パリで多くの人に愛されているブランド「レペット」は元々、ダンス用品専門のブランドとして生まれました。1947年、バレエの振付師だった息子のローラン・プティのアドバイスを受けたローズ・レペットは、パリのダンスの殿堂、オペラ座の近くにアトリエをオープンさせました。縫った後にひっくり返す独自の製法を用いて作られたダンスシューズは、確かな品質と優れたデザインで、すぐにダンサー達に受け入れられました。

実用的でデザインも優秀、ダンス用品専門ブランドのシューズ 実用的でデザインも優秀、ダンス用品専門ブランドのシューズ

フランスのセレブ達に愛されたシューズ

1959年に、フランスを代表する女優ブリジット・バルドーの依頼で「サンドリオン(シンデレラ)」という名前のバレリーナシューズをデザインしました。バルドーは映画の中でもこの靴を履いて出演し、たちまち流行のアイテムとなりました。また、ダンサー以外の人々にもレペットの名前が知られるきっかけになります。女性だけにとどまらず、有名なフランス人俳優・歌手のセルジュ・ゲインズブールは、ドレスシューズタイプの「ジジ」を愛用していて、彼のトレードマークのひとつとなりました。このようにセレブ達にファンが多かった事もあり、ファッションに感度の高いパリの人々にとってレペットは定番ブランドになりました。

ダンスシューズ作りで培った確かな品質

ダンサーのために足に負担が少なく、丈夫で機能性を考えられて作られているシューズは、デザインだけでなく書き心地も最高。一度履いてみて、その快適さからリピーターになる人も多いようです。私もバレエシューズタイプの靴を愛用していますが、柔らかい革はまるで素肌のように馴染み、歩いても疲れないので様々な場面で活躍してくれます。

パリオペラ座近くにある本店は必見

今では、日本でもレペットの商品を購入することができますが、パリを訪れることがあれば、是非本店を訪れてみて下さい。店内に入ると、まるで舞台の中の一部のような優雅な雰囲気に満ちています。人気のタウンユースのシューズ類はもちろんですが、レペット創業時からの主要商品であるクラシックバレエやダンスのためのウエアやシューズ、衣装などは、見ているだけでもうっとりしてしまいます。私が訪れた時も、小さなパレリーナの卵がお母さんと一緒に来店して、真剣にトゥーシューズを選ぶ姿が印象的でした