芸術家たちを魅了した着物の美しさ

みなさんは一番最近、着物を着たのはいつですか?今では海外でも広く知られている日本の着物、特に欧米ではとても人気があります。古くは、19世紀中頃に万国博覧会をきっかけに日本の文化や芸術がヨーロッパの人々の間で人気となり「ジャポニスム」(日本趣味)というブームが起こりました。フランスの印象派の画家クロード・モネは「ラ・ジャポネーズ」という絵の中で、美しい着物をまとったフランス人女性の姿を描いています。またイギリスでは老舗ファブリックメーカーのリバティ社が日本風のデザインの布地を販売して、ファッションの世界でも日本の着物文化が新しい美として受け入れられました。

海外で人気がある日本の着物 海外で人気がある日本の着物

目からウロコ? 着るだけではない着物の楽しみ方

実際に着物を着てみたいと思う欧米の人は多いようですが、そこにはサイズの壁があります。日本の伝統的な着物に使われる反物は、幅が決まっているために、手足が長く長身の人が多い外国の人には本格的な着物を着ることは難しいようです。その代り、浴衣をバスローブ代わりに使ったり、打ち掛けをタペストリーのようにインテリアとして飾ったりして楽しんでいるという話も聞いたことがあります。

日本文化の紹介として着物を着てみましょう

留学や駐在などで海外に長期滞在するなら、正装として着物を持参するのもいいですよね。ちょっとしたパーティーやオペラやバレエなどの観劇にも活躍してくれるうえ、海外の人に日本文化を知ってもらういいきっかけにもなるでしょう。ただし、ホテルでは全身を映す姿見がなかったり、脱いだ着物をかけておく場所がなかったりして困ったという声も聞きますので、対策も準備しておくといいでしょう。

パリの街並みの中で見かけた着物姿の女性

以前、パリの街で着物姿の日本人女性を見かけましたが、異国の街で凛とした姿はとても魅力的に見えました。ただし、欧米では特に問題はありませんが、アジアなど日本との歴史的な背景から、快く思われない事もまれにあります。外国で民族衣装を着る事の意味にも配慮しながら、海外での着物を楽しんでみたいですね。