周囲を森に囲まれているパリの街

少し意外ですが、パリのすぐ周りには豊かな森が広がっています。メトロやバス、鉄道などの公共交通機関を使い、パリの中心から1時間もかからず自然豊かな森に行く事ができます。週末になると、パリっ子達の憩いの場所としても人気があります。ここでは旅行者にもアクセスのよい代表的な森を紹介してみましょう。ただし、森の中には危険な場所もありますので時間帯や場所などはあらかじめ調べてから出かける事をお勧めします。

パリから日帰りで出かけられる森へ。市街の周囲に広がるピクニックポイント パリから日帰りで出かけられる森へ。市街の周囲に広がるピクニックポイント

西に広がるブローニュの森は家族連れにおすすめ

パリ市街の西にあるブローニュの森は、豊かな自然を活かしつつよく整備され、施設も充実しています。家族連れに人気なのが「ジャルダン・ダクリマタシオン(Jardin dAcclimatation)」というアミューズメント施設。子供のための乗り物や遊具、ピクニックのための場所などが揃っており、丸一日楽しむ事ができます。また、ガーデニングが好きな方ならバガデル公園に行ってみましょう。マリー・アントワネットの義兄によって造園されたこの公園は、バラの名所としても世界的に有名です。

ヴァンセンヌの森にある動物園は来春再オープン予定

パリ市街の東にあるヴァンセンヌの森は、もともとは王家の狩猟場から軍の演習場へ、そしてその後に市民のための公園と姿を変えてきた場所です。森の北端にはヴァンセンヌ城があります。高さ 52m の天守塔があり、展望台からは森を一望でき、天気のいい日におすすめ。森の西には大きな動物園がありますが、現在全面リニューアル中で休園中、2014年4月の再オープンを控え、工事が着々と進んでいます。来年春には再びパリの家族連れの憩いの場所になることでしょう。

南東のフォンテーヌブローの森にたたずむ宮殿を訪ねてみよう。

パリの南東に広がるフォンテーヌブローの森も、かつては王たちの狩猟場として愛されてきました。広大な森のなかにたたずむフォンテーヌブロー宮殿は、世界遺産にも登録されているフランス国内最大の宮殿です。現在では内部は美術館として一般公開されています。かのナポレオンもこの宮殿をとても気に行っていたそうで、流刑のためにエルバ島へ送られた時もこの地から出発したそうです。また、森からほど近いバルビゾン村は、コローやミレーといった画家たちが好んで滞在して絵を描いた場所。のどかな田園風景は、今も変わらぬ雰囲気を持っています。