そもそもモスクってどんな場所?

みなさんはモスクをご存知でしょうか。モスクとはイスラム教の礼拝堂のこと。半球状のドーム型の屋根や、ミナレットと呼ばれる礼拝時刻を告げるための塔など、その特長ある建築はイスラム教徒の多い西アジアや中近東では街の風景に欠かせない存在になっています。神聖な礼拝所ということもあり、イスラム圏に旅行する機会でもないと、実際に見学するチャンスはなかなかないものですよね。

パリで気軽にモスク見学ができる穴場 パリで気軽にモスク見学ができる穴場

パリのモスクでイスラム文化に触れてみる

パリの5区には「パリのモスク(Mosquee de Paris)」というモスクがあります。第一次世界大戦時にフランスのために戦ったイスラム教徒のために作られたもので、敷地面積は7500平方メートルあまり。その中に礼拝堂や図書館、会議室などの施設、それにレストランとティーサロン、ハマム(イスラム式のサウナ)まである総合的な文化施設になっています。礼拝堂はあくまでも祈りの場所なので信者ではなければ入室できませんが、その他の施設、それにタイル装飾が美しい回廊やイスラム式庭園が見事な中庭などは観光客でも自由に散策することができ、地元のパリっ子にとっても人気のスポットになっています。

レストランやティーサロンで異国情緒を味わう

特におススメなのが、併設されているレストランとティーサロン。あまり馴染みのないイスラム圏のマグレブ料理が気軽に楽しめ、店内の雰囲気もいい穴場スポットです。クスクスやタジン鍋を使った料理には、野菜がたっぷり使われていて、ハーブやスパイスの香りが食欲をそそります。フランス料理に疲れてしまった時などにいかがでしょうか。食事をする時間がない時は、ティーサロンでミントティーと甘いお菓子をつまみながらの休憩もいいですよ。

さらにイスラム文化に興味が沸いたら

イスラム文化に興味を持ったら、さらに訪れて欲しいのが同じ5区にある「アラブ世界研究所」。ジャン・ヌーヴェルによるガラス窓を使った美しい建築でも有名なこの施設では、アラブ美術の様々なコレクションを擁する常設展、現代の作家も積極的に紹介する企画展で美術館賞が楽しめるほか、ブックショップ、ミュージアムショップやレストラン、カフェなどもあります。フランスは今も北アフリカ諸国を中心とした、イスラム教徒も多く暮らす国。旅の中で彼等のイスラム文化にも触れ、新しい発見を楽しんでみてはいかがでしょう。