モダンアートは理解できないから、嫌いですか?

子どもの落書きのような作品を、有名な海外の美術館で見ては「自分でも描けそうだな」なんて思ったことはありませんか。こんな作品をどう解釈したらいいのだろう?と、解けない謎にもやもやした経験があります。ところがその一方で、モダンアートの作品に惹かれもします。特にヨーロッパ旅行中のキリスト教絵画や、知らない人物の肖像画に飽きているときです。モダンアートの作品を理解するには、西洋絵画の基本知識が必要になります。とはいえ、分からないからつまらない!と思うのはまだ早いですよ。

モダンアートは難しいから嫌い? 面白い近代アートを巡る旅はいかが モダンアートは難しいから嫌い? 面白い近代アートを巡る旅はいかが

まずは自分の好みを探しに行きましょう

モダンアート(近代美術)とは、一般的に印象派以降から第2次世界大戦までの美術的傾向で、はっきりとした年数の境界はありません。抽象・超現実主義とよばれる美術を指します。その時代の作品をヨーロッパ最大規模で所蔵する、パリの国立近代美術館。そこなら、あなたの気に入る作品が見つかるかもしれません。美術館は、超近代的商業ビルのようなポンピドゥーセンターの中に入っています。展示されているのは、ピカソ、ダリ、シャガールなど世界的にも知名度の高い画家達の作品も豊富でした。

カラフルな色使いに魅せられて

ここで私の目を引いたのが、フランスの近代アートを代表する画家マティスの作品群。初期から晩年まで年代ごとに展示されていました。それまでは、カラフルな色調の切り絵作品のイメージが強い画家でしたが、実際それは後期の作風であることを知りとても新鮮でした。大胆な筆さばきやデフォルメされた対象物を見ていると、近代アートって面白いなと思いました。何より、長く持てはやされた写実的な美術から解放された、画家の自由な視点が鑑賞者にも伝わってきました。いろんな画家を見てから、自分の好みの画家を探してみましょう。

お気に入りを見つけたら、画家の美術館へ行こう

規模の大きな美術館で自分のお気に入りの画家を見つけたら、次はその画家を主に扱った美術館を訪れるのも新しい楽しみになります。近代アートは残存作品も多いので、一人の画家に特質した、画家の名をもつ美術館も多いです。こういう美術館へ行くと、画家の幼少期や辿ってきた環境など、作品の謎を解くカギを豊富に説明されています。全然分からなかった近代アートに少し近づいて、頭の中で絡まっていたもやもやが解けていくでしょう。ここが近代アートを楽しむ入口です、ひいきの画家を見つけて絵画鑑賞を楽しみませんか。