多くの国立美術館が無料になる、パリの第1日曜日

パリの観光施設は入場料が10ユーロを超えるところも少なくなく、1日に何箇所も回っていると思いのほか出費がかさみます。そのため、できるだけ節約して旅行したい方におすすめしたいのが、第1日曜日にパリを回ることです。毎月第1日曜日には国立美術館の多くに加え、人気観光地もいくつか無料になるので、要領よく回ればかなり節約できます。ただし当然のことながら、他の観光客も増えて待ち時間が長くなるので、事前に予定をしっかり立てておくことが必要になります。また、パリの観光スポットを効率よく回れるミュージアム・パスを使う予定の方は、逆に第1日曜日に当たらないように注意するといいかもしれません。

最上階から見渡すオルセー美術館の内部 最上階から見渡すオルセー美術館の内部

おすすめはオルセー美術館

無料になるパリの国立美術館で最もおすすめしたいのが、ルーヴル美術館と並んで人気のオルセー美術館です。19世紀から20世紀初頭にかけての近代美術を専門的に収集する美術館ですが、19世紀は写実主義、印象派、ポスト印象派などフランス画家が大活躍する時代ですので、ここで見られる作品は優れたもの、有名なものばかりです。さすがに入場待ちは短くありませんが十分にその価値はあります。鉄道駅を改修して作られた館内は広大で、主要な作品だけ見るなら半日でも大丈夫ですが、一つひとつじっくり見たいなら丸一日確保するのが妥当です。いずれにしろ、第1日曜日に行くなら午前中から向かうことをおすすめします。

その他のおすすめ美術館

オルセー美術館から徒歩10分ほどのところにはモネの「睡蓮」で有名なオランジュリー美術館があり、一緒に回れば印象派作品を心ゆくまで堪能することができます。また、複数存在しているルノワールの名画「ピアノに寄る少女たち」はオルセー、オランジュリー両美術館で展示されているので、見比べるのも面白いでしょう。その他、現代美術の展示で有名なポンピドゥー・センター、マレ地区のピカソ美術館、邸宅が魅力のロダン美術館、ギュスターヴ・モロー美術館なども無料になるので、お気に入りの作家や時代が明確にある方は好きなところを回ってみるといいでしょう。一日に回れるのは通常で2つ、頑張っても3つといったところなので、欲張らずに回る美術館をあらかじめ決めておきましょう。後編へ続きます。