パリでこそ見たいモネの大作「睡蓮」

パリで美術館というと、ルーヴル美術館にある「モナリザ」や「ミロのヴィーナス」、オルセー美術館にあるミレーの「落穂拾い」やゴッホの「自画像」などをまず見たくなるかもしれません。しかし、現地だからこそ見ておきたいのはモネの「睡蓮」です。「睡蓮」と名づけられた作品は数が多く、さまざまな国の美術館でも見ることができますが、オランジュリー美術館に展示されている壁一面の「睡蓮」は、実物を目の前にしたときにしか味わえない貴重な感動を与えてくれ、きっと「パリで見ておいてよかった」という気持ちにしてくれるでしょう。オランジュリー美術館にはこの円形の部屋が2つあります。

「睡蓮」の展示室。奥にもうひと部屋ある 「睡蓮」の展示室。奥にもうひと部屋ある

庭園美が魅力のチュイルリー公園の中

オランジュリー美術館は、パリ市内では最古の庭園とされているチュイルリー公園にあります。チュイルリー公園は、ヴェルサイユ宮殿の庭園を手がけた造園師アンドレ・ル・ノートルによって造られたフランス式庭園で、各所に設置された彫刻や大きな噴水が魅力の美しい公園です。オランジュリー美術館へは、メトロ1、8、12番線のコンコルド駅が最寄り駅となります。またチュイルリー公園内には、ジュ・ド・ポーム美術館という国立美術館もあります。

印象派以降の作品も見ごたえ十分

オランジュリー美術館はモネの「睡蓮」だけでなく、地下に展示されているコレクションも魅力的です。主に印象派以降20世紀中ごろまでの作品が展示されており、オルセー美術館ではほとんど見かけないモディリアーニやアンドレ・ドラン、マリー・ローランサンの絵画もたくさん見ることができます。近代中心のオルセー美術館と現代中心のポンピドゥー・センターとの間の時代の作品を見たい方には特に見ごたえあるコレクションと言えるでしょう。

4日間有効のオルセー美術館との共通券がお得!

オランジュリー美術館の入館料は9ユーロ。それほど大きな美術館ではないのでやや割高に感じられるかもしれませんが、11ユーロするオルセー美術館との共通券はなんと16ユーロで購入できます。有効期限は4日間なので、焦って当日に回る必要もありません。また、オランジュリー美術館のチケット売り場はオルセー美術館ほど混雑していないので、併せて購入してしまえば時間の短縮にもなります。ぜひ両方回ってフランス絵画を堪能しましょう!