パリ郊外にあるブローニュの森は、楽しみ方もいろいろ

パリの人ごみに疲れたら、気分転換にブローニュの森に行ってみませんか? 846ヘクタールと東京の代々木公園の約16倍もの広さがあります。かつては王の狩猟場だったところです。メトロ1号線のレ・サブロン駅を降りてすぐには、動物園と遊園地があり、バラ園で有名な『バガテル公園』や、テニスの全仏オープンが行われる『スタッド・ローラン・ギャロス』、キャンプ場などがあります。週末ともなれば、広大な敷地内では、サイクリングやジョギングを楽しむ人や、散歩がてら訪れる人、湖でボートを漕ぐ人も多く見かけます。パリの中心部からわずかに5kmと交通の便もよく、こんなところに緑の豊かな森を保全してきたフランス人のセンスのよさを感じますね。そしてこの森には、欧州最高峰の競馬レース、凱旋門賞が行われるロンシャン競馬場があるのです。毎年10月の第1週に開催されるので、時期が合えば、ぜひ行ってみましょう。

ロンシャン競馬場への行き方

ブローニュの森はかなり広いので、ロンシャン競馬場へ行く場合には、メトロ1号線のレ・サブロン駅の隣ポルト・マイヨー駅で降りましょう。地上で244番のバスが競馬場を通ります。下車するバス停は「Moulin des Camping」。競馬場が見えたら降りる感じです。あるいは、メトロ10号線のボルド・ドートゥイユ駅からも、ロンシャン競馬場(Hippodrome de Longchamp)行き直行バスが出ています(土日は無料)。凱旋門賞の時などは、華やかな服装に帽子をかぶった女性やタキシード姿の男性たちなど、セレブが集いますので、そんな雰囲気を味わいに行くのもいいですね。入場料は、通常で3ユーロ、日曜日が4ユーロ、凱旋門賞当日は8ユーロです。賭け方の種類は多岐にわたるので、慣れない人は、1着を当てる単勝(Simple Gagnant:サンプル・ガニョン)か、1、2着を当てる馬連(Couple Gagnant:クプル・ガニョン)を買うといいです。

新しく生まれ変わるロンシャン競馬場

ただしロンシャン競馬場は、2015年から改修工事に入り、予定では、2017年の凱旋門賞の日にオープンするはずだったのですが、間に合わなくなり、2017年も凱旋門賞は、パリの北東40キロに位置するシャンティ競馬場で行われることが決定しました。世界で最も美しい競馬場の一つと称されたロンシャン競馬場は、どのように変わるのでしょうか? 今から楽しみですね。そしてブローニュの森には、競馬のほかにももうひとつ、楽しみがあります。それが高級レストランです。ミシュランの三つ星『Le Pre catelan』では最高峰のフレンチを味わえますし、ミシュランの一つ星『Le Chalet des Iles』は、カジュアルなレストランで、ランチなら飲み物も合わせて1人5000円もあれば大丈夫です。ボートに乗って湖の中の島にあるお店に渡ります。陽光をたっぷり浴びて、緑の美しいブローニュの森での食事は、パリ市街では味わえない贅沢さ。こちらもおすすめです。