世界中に拠点があるヴィパッサナー瞑想センター

ヴィパッサナー瞑想のコースは、インドに伝わる古い瞑想法ヴィパッサナーを、体系的なメソッドに基づいて10日間の合宿スタイルで学ぶものです。瞑想といっても宗教的な要素はまったくなく、体をトレーニングするように心をトレーニングし、自分を生きやすくする方法の伝授が行われます。このヴィパッサナー瞑想センターはインドをはじめ世界中にあり、通常、前述したように10日間の合宿スタイルでコースが行われます。今回、筆者は訪れていたフランスで、このコースに参加してみました。センターは、パリのGare de Bercy駅から約1時間半ほどのLaroche Migennes駅が最寄り駅で、コース当日はその駅からセンター行きバスが運行されます。行き方は、初めて訪れた私にもわかりやすかったです。

フランスのヴィパッサナーセンター敷地内 フランスのヴィパッサナーセンター敷地内

男女共に約60名ずつ収容のセンター

コースは瞑想、宿舎、食堂など、男女別で行われます。男女共に定員は約60名ずつで、一度コースに参加したことのあるOld studentが約20名、New studentが約40名の比率でした。Old studentにはたいてい個室があてがわれ、New studentは相部屋のドミトリーになります。フランスのセンターは緑が広がる広大な敷地の中にあり、休憩時間に散歩をするのには最適な環境。なんの雑音も聞こえない世界は、まるで楽園のようでした。コースは朝4時起床のあと4時半から始まり、夜9時まで。休憩時間を除くと1日約10時間ほどの瞑想になります。夜の7時頃からは「ディスコース」と呼ばれる講話の時間があり、今日一日学んだ瞑想のテクニックについての、詳しい解説があります。こちらのディスコースは希望すると日本語でも受講できますので、コース受付の日に申し出るといいですよ。私はこの10日間の滞在で心に透明感が増し、強くなった感じがしました。

Old studentが主に滞在する個室のある棟 Old studentが主に滞在する個室のある棟

フランススタイルのベジタリアン料理

ヴィパッサナーセンターでの食事は、どこの国でもベジタリアン料理になります。筆者はインドやネパールでコースを受講したことがあり、そこでの食事はカレーが主でした。フランスのセンターではサラダが充実しており、メインコースもオレガノやバジルなどであっさり味付けしてあって、美味でした。サラダのトッピングが毎回楽しみでしたが、いろいろな種類のスプラウト、ひまわりやかぼちゃの種などがあり、手作りドレッシングでおいしく頂きました。コースでのメインの楽しみは、やはり食事ですからね!? さて、無事にコースを終了したら、最終日の出発日の朝には皆で手分けして、掃除を行います。その後はまた最寄り駅までのバスに乗り、列車でパリに戻ります。私が参加した時は、フランス語圏以外からの参加者は、なんと私だけだったのですが、日本に興味のあるフランス人も多く、皆さんにとても親切にしていただきました。フランスを訪れる予定がある方、是非参加してみてはいかがでしょうか。
●Vipassana Meditation Centre
[URL]www.mahi.dhamma.org/en/

こちらの奥にあるのが瞑想ホール こちらの奥にあるのが瞑想ホール