印象派の画家・モネが暮らしたノルマンディーの村

印象派を代表するフランスの画家、クロード・モネ。1874年に「印象派」という言葉を生んだ『印象・日の出』を発表しますが、しばらくは評判も良くなく、認められたのは1880年代に入ってからでした。モネに注目する人々が現れ始める1883年、43歳になったモネはノルマンディー地方の村、ジヴェルニーに移住し、残りの人生をここで過ごします。モネは邸宅よりも、絵を描くための庭園に力を入れました。色とりどりの花が咲くように多くの花壇を組み合わせ、「色のパレット」と呼ばれるノルマンディー風庭園の「花の庭」を造ったほか、睡蓮の池がある「水の庭」も造りました。特に1898年以降になると、モネは睡蓮の池を集中的に描くようになります。

花を見るための庭なので、冬はクローズ

モネの作品についてはここでは詳しく触れませんが、「睡蓮」の連作は、間違いなしに彼の代表作でしょう。なのでその連作が生まれたモネの庭園は、庭園自体がモネの芸術品であるとも言えます。ヨーロッパに花を見に行く旅を計画しているなら、外せない場所ですね。さて、この庭園は花を見るためのものなので、冬は閉園しており、2017年は3月24日〜11月1日の9:00〜18:00がオープン。入園料は大人9.5ユーロ(約1300円)でした。2018年も同じぐらいの時期にオープンですが、最新情報はホームページを参照ください。チケットですが、観光シーズンには購入窓口に列ができるので、事前にネット購入しておけば、並ばないですむでしょう。
●公式ページfondation-monet.com/en/giverny-2/the-water-garden/

花はいつが見ごろなの?

モネの庭は、道路によって「花の庭」と「池の庭」に今は寸断されており、園内のトンネルを通って移動します。花の庭は、いろいろな花が乱雑に混ざっている感じもありますが、それがモネの狙いです。同じ花で埋め尽くすのではなく、色が混ざっている感じが好きだったのでしょうね。ここでは季節に応じた花が咲いていますが、5月のバラが人気です。池の周囲をしだれ柳が囲む「池の庭」で睡蓮の花が咲くのは、6〜8月の夏です。春や初夏の花と、盛夏の睡蓮は時期がズレてしまいますが、オープン期間は基本的に何かしらの花が楽しめるようなっています。

モネの庭園への行き方は?

ジヴェルニーへは、パリのサンラザール駅からルーアン方面行きの電車に乗り、ヴェルノン駅下車。約50分。駅を出るとジヴェルニー行きのバスが待っています。バスは15分ほどでジヴェルニー村に着きます。バスを降りた人達は、一斉に同じ方向を目指して歩いて行くので、迷うことはないでしょう。自分で行くのが面倒、という方には、パリからの日帰りオプショナルツアーも出ているので、それを利用するといいでしょうね。乗り換えもなく。楽々で行くことができます。それでは、楽しんできてくださいね!