ミラノ中央駅からパリへの夜行列車テローに乗り込む

「欧州周遊ユーレイルパスとユースホステルの旅5/イタリア編(後編)ミラノモードはコルソコモで」からの続きです。ユーレイルパスで巡る欧州4カ国の旅も、最後のフランス・パリのみとなりました。ミラノ中央駅からは、寝台列車テロー(thello)に乗ってパリへ移動します。テローは、フランスの鉄道会社とイタリア国鉄が設立した民間鉄道会社で、最高時速約180kmでミラノとパリを結んでいます。楽しかったミラノの思い出を日記に綴りながら、列車を待ちました。夜の駅舎は独特の雰囲気で、どことなく切ない気分が押し寄せてきます。列車は深夜23時13分に出発。20代の女性インスタグラマーさんと一緒に、2段ベッドの部屋にチェックインしました。

パリ〜ミラノ〜ベニス間の寝台列車を運行するテロー パリ〜ミラノ〜ベニス間の寝台列車を運行するテロー

2段ベッドと歯ブラシや耳栓も用意

寝台車はいたってシンプルでした。私が寝台車に乗るのは、かなり昔に乗った南宮崎駅から京都間を結ぶ今はなき寝台列車「彗星」、また海外では英国のロンドンからエジンバラまでの寝台列車に乗車して以来でした。もう深夜なので部屋に入ってすぐに就寝の準備を開始。各部屋には小さな洗面台が付いています。そして、スリッパや歯ブラシ、耳栓、手拭きが2枚ほどのアメニティセットも備わります。小さな飲み水のボトルも洗面台にありますが、ミネラルウォーターは自分で用意しておいた方が無難でしょう。朝食券と、夜食堂車で1杯アルコールが頼めるドリンク券も付いています。同室となるインスタグラマーさんと身の上話などを始めましたが、3分くらいしたら相手の返事もなくなりました(笑)。そしてガタゴトと列車の心地良いリズムに眠気が襲い、一度も目覚めずに朝まで寝入ってしましました。

朝起きると、こんなに美しい朝日が! 朝起きると、こんなに美しい朝日が!

パリに近付くと、美しい朝日に照らされた草原などの車窓を楽しむ

目覚めると朝! 朝食券をもって食堂車に向かおうとドアを開けると、なんとちょうど朝日が昇ってきました。フランスの田園風景に昇る朝日を拝めるとは、ラッキーです。食堂車でチケットを渡して待っていると、大きな甘いクロワッサンが! イタリアからフランへ入国したんだな、という小さな感動がありました。身支度を済ませ、外を眺めてながら到着を待ちます。車窓は、緑の草原が延々と続きます。ヨーロッパの4月のちょっとひんやりした朝を列車の中で過ごしました。9時55分、最後の旅の目的地のパリ・リヨン駅に到着しました。「欧州周遊ユーレイルパスとユースホステルの旅7/フランス編(前編)パリYHの客室からは列車が見えます!」に続きます。
●ユーレイルパス http://www.eurailgroup.org
●協力:日本ユースホステル協会http://www.jyh.or.jp/membershi

こんな朝食が付いています。さすがフランスです、クロワッサンがうまい! こんな朝食が付いています。さすがフランスです、クロワッサンがうまい!