シャンパンとスパークリングワインの違いは?

シャンパンやスパークリングワインが日本でも十分に普及していているにも関わらず、この二つの違いを知っている人は意外と少ないかもしれません。シャンパンはスパークリングワインの種類のひとつで、フランスのシャンパーニュ地方で作られたもの。ここ以外で作られたものは“シャンパン”とは名乗れません。「他のスパークリングワインと比べて口当たりが柔らかく、上品で華やか」とされていて、お値段も高めです。実際に飲んでみると、繊細な泡でクリーミーな下触りも特徴です。

シャンパーニュが美味しいのは、特殊な環境と製法のおかげ シャンパーニュが美味しいのは、特殊な環境と製法のおかげ

シャンパーニュ地方は特殊な環境がそろっている

パリから北東に130kmほど進んだところにシャンパーニュ地方があります。中心都市はランス。年間平均気温は10℃で涼しく、冷たい風と湿った空気が入り混じる地域。ドーバー海峡から続く海底が隆起してできた土壌は石灰質で、いわゆる“チョーク”のような土壌です。さらになだらかな丘陵が連続することも、良質なブドウ作りに欠かせない要素。この環境ではぐくまれたブドウ、それから作られるシャンパンは、他のスパークリングとは一線を画す味わいに仕上がるのです。

瓶内二次発酵によって炭酸ガスが溶け込む

シャンパーニュ地方で作られるシャンパンが、他のスパークリングワインよりも美味しい理由。ブドウを育てる環境以外に、“瓶内二次発酵”という製法もひとつの要素です。この発酵によって炭酸ガスが発生し、ワインに溶け込んで発泡するという仕組み。熟成させることでさらに美味しくなるのです。また、安定した品質を保つため、複数のヴィンテージ、複数の畑、3種類のブドウ品種のワインを組み合わせて作られることも、確実に美味しく仕上がる秘訣です。

人気シャンパンの醸造現場が見られるかも

シャンパーニュ地方以外で作られる発泡ワインの中には、ワインに炭酸を注入しただけのものから、シャンパンと同じ製法で作られる上質なものまで様々。シャンパンを選べば間違いなく瓶内二次発酵されたものなので、失敗も少ないというわけです。そんなシャンパンを、ぜひともフランスのシャンパーニュ地方で味わってみてくださいね。現地ではレストランで味わう他、ワイナリー見学ツアーも組まれています。日本でも人気の『モエ・シャンドン』や『ドン・ペリニョン』を醸造している現場も見られるかもしれません。