生産量も消費量も断トツ1位はフランスだけど…

世界に存在するワインの、約4割ほどがフランスとイタリアの2ヶ国で生産されていると言われています。生産量が最も多いのはやっぱりフランス、次いでイタリア、スペイン、アメリカといった順番。一人あたりの平均消費量が、フランスは約72本(750ml/本)、イタリアが約62本。日本は約3〜4本と言われているのでかなり多いですよね。このように、ワインの生産量も消費量も圧倒的に多いフランス。もちろんワイン発祥の地もフランス…かと思いきや、実は違うと考えられていることをご存じでしょうか。

世界最古!?“クレオパトラの涙”とよばれるグルジアワイン 世界最古!?“クレオパトラの涙”とよばれるグルジアワイン

詳しいことは謎のまま!ワイン発祥の地

ワインの発祥の地がどこなのか、実は詳しいことはわかっていません。フランスでワイン造りが始まったのは紀元前600年ごろ。それに対してコーカサス山脈周辺(現在のグルジア)では、紀元前8000年頃からワインが飲まれていたと言われています。また、グルジアのお隣・アルメニアでは6100年前の世界最古のワイン醸造跡が発掘されています。他にも、「ブドウ栽培が始まったのはトルコのアナトリア南東部である可能性が高い」という説が出ていたりと、謎に包まれているのが現状です。

グルジアワインの別名は“クレオパトラの涙”

今のところ、ワイン発祥の地として最も有力視されているグルジア。世界三大長寿国のひとつで、数十種類もの言語が話される世界文化の交差点です。世界最古のブドウの原種から生まれたグルジアワインは、メソポタミア文明の源、チグリス・ユーフラテス川を越え、エジプトに渡ったのだとか。かのクレオパトラもこのワインを愛飲していたと言われています。このことから、グルジアワインには「クレオパトラの涙」という別名があるんですよ。人前では強権を誇った彼女ですが、時に一人グルジアワインを傾け涙した…のかもしれませんね。

東西の貿易の中心地・グルジア

グルジアでは現在でもワインの生産が行われてれています。グルジアワインは日本国内において入手困難なので、現地で楽しむのが一番!カフカス山脈を中心としていて、国土の大部分は山岳地帯です。西アジアの北に位置していて、北側にはロシア、南にはアルメニア、西にはトルコと黒海があり、古くから東西の貿易の中心地でした。日本人からするとあまりなじみのない国かもしれませんが、ブームとなったカスピ海ヨーグルト発祥の地でもあるので、ちょっぴり親しみもわきますよね。ワインの産地以外にも観光名所が多くあるので楽しめますよ。