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ドイツ・ルードヴィッヒスハーフェン・グルメの現地ガイド記事

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海外現地発ガイド通信

ドイツ東西再統一の立役者故コール元首相のお気に入り「ザウマーゲン」をダイデスハイムで味わう

掲載日:2018/11/10 テーマ:グルメ 行き先: ドイツ / ルードヴィッヒスハーフェン ライター:シュピッツナーゲル典子

タグ: おいしい レストラン 一度は行きたい 名物 歴史



ABガイド:シュピッツナーゲル典子

【ドイツのABガイド】 シュピッツナーゲル典子
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ドイツ(ハイデルベルク近郊)在住。ライター。ドイツの観光名所や文化、古城や食などあまり知られていないスポットを中心に紹介。見本市や市場リサーチの通訳、TV番組コーディネーター。ビジネスや医療、書籍業界など多くの著名人との対談や取材も。在住者ならではのホットな情報をお伝えします。

ダイデスハイマーホーフ・1階レストラン「聖アーバン」の入口 (参考までに・地下レストランは別の入口があります) ダイデスハイマーホーフ・1階レストラン「聖アーバン」の入口 (参考までに・地下レストランは別の入口があります)

コール元首相の第二のリビングといわれたレストラン

11月9日はドイツにとって歴史的な記念日。1989年のこの日、東西ドイツの国境検問所が解放され、旧東西の往来が自由にできるようになりました。そして翌日11月10日、ベルリンの壁が崩壊され東西分断の歴史に幕を閉じたのです。この壁崩壊における立役者だったのは当時のドイツ首相ヘルムート・コール氏。同氏がいなければ東西統一は実現しなかったとまで言われています。こうして1990年10月3日は東西ドイツ統一の日と制定されました。2017年6月16日に87歳で死去された同氏の葬儀は、欧州議会のあるフランス・ストラスブールで欧州連合葬が執り行われて大きな注目を集めました。今回はコール氏がかつて国賓や重鎮をもてなしたダイデスハイムで要人たちと食したザウマーゲンとレストランを紹介します。

 

ザウマーゲン・優しい味のザワークラウトとマッシュポテト添え(画像用に特別つくっていただきました) ザウマーゲン・優しい味のザワークラウトとマッシュポテト添え(画像用に特別つくっていただきました)

首相のステーキ・ザウマーゲンとはどんな料理?

ザウマーゲンを直訳するとなんと「豚の胃袋」。この名を聞いただけで「もしかしたら内臓が出てくるの?」と、驚くかもかもしれません。実は、ミンチの豚肉やジャガイモやたまねぎ、ニンジンなどの野菜、そしてマヨランや胡椒等の香料を豚の胃袋外皮に詰め込み長時間煮込んで調理した直径約10センチ前後の巨大ソーセージなのです。これを厚さ1センチほどの輪切りにしてゆでたり、またはフライパンで両面を炒めて、マッシュポテトとザワークラウトを付け合せとして食べる郷土 料理です。ザウマーゲンは、ボリュームがある割にはさっぱりとしており、コール氏が国賓や重鎮にもてなしたことから、「首相のステーキ」と呼ばれたほど。ちなみにスーパーの精肉コーナーで売っていることもあり、市民もよく食する一品です。ザウマーゲンに用いる香料は生産者により異なり、それぞれ秘伝の味として販売されているので食べ比べて自分のお気にいりを探すのも旅の楽しい思い出になるでしょう。

 

夜の政治舞台となった地下レストランにて・オーナーのアルトウア・ハーン氏 夜の政治舞台となった地下レストランにて・オーナーのアルトウア・ハーン氏

夜の社交場と郷土料理

コール氏が生まれたのはドイツ南西部のラインランド・プファルツ州に属する街ルードヴィヒスハーフェン・アム・ライン。政治家としての出発もここから始まり、西ドイツの首都だったボン、そして現在の首都ベルリンで活躍しました。なかでも彼の業績は関係各国との強化と東西ドイツ再統一でした。そんな中で積極的に各国の重鎮や国賓を自身の故郷に招待し、もてなしたのがレストラン「黒い鶏」です。コール氏の自宅から車で20分ほどでダイデスハイムの街にあるホテル「ダイデスハイマーホーフ」の地下にある同レストランは政界の夜の舞台となったのです。来客は、コール氏に招かれ、ここでプファルツの郷土食である「ザウマーゲン」を食しました。そしてこのホテルに宿泊したのです。シラク仏元大統領、エリザベス二世、ゴルバチョフソ連元大統領、サッチャー英国元首相などと共にザウマーゲンや郷土料理と地元のワインを満喫したそうです。コール氏は要人との関係を深めるため、わざわざ自身の生まれ故郷に招待し、郷土料理をもtなしたといわれます。

 

1階レストランは家族連れやゲストと共に来訪する客でいつも賑わっています 1階レストランは家族連れやゲストと共に来訪する客でいつも賑わっています

5星豪華ホテルも人気

現在ホテルとしても利用されているダイデスハイマーホーフの歴史は古く、1395年以前までさかのぼります。時代と共に変遷を繰り返し、20世紀初頭にホテル経営が始まったといいます。現在のハーン家がオーナーとなったのは1971年から。ハーン家はそれまでもダイデスハイムにワイン畑を持ち、ベルリンでここプファルツ地方のワインと料理を提供するレストランを経営していたそうです。ダイデスハイムのレストランを訪問したスターや要人の写真は1階から地下に続く階段の踊り場の壁一面に所狭しと飾られています。これらの写真を見ると、コール氏はいかにこのレストランを好んで利用していたかがよくわかります。ちなみにダイデスハイムはプファルツ地方ワイン街道沿線の街。ドイツのトスカナと呼ばれるこの周辺のワイナリーで醸造された特級ワインにも舌鼓をうってみたいものです。

 

ホテルのレセプションにて・薄赤と黄色を基調とした落ち着いた雰囲気は客室にも用いられています ホテルのレセプションにて・薄赤と黄色を基調とした落ち着いた雰囲気は客室にも用いられています

ホテル・レストランインフォメーション

ダイデスハイマーホーフ
Deidesheimer Hof
URL:https://www.deidesheimerhof.de/de/home

住所:Am Marktplatz 1、67146 Deidesheim、Germany
電話: +49 6326 96870
レストラン(地下、1階)は要予約
1階レストランSankt Urban(聖アーバン) ザウマーゲン・ブラートヴルスト・レーバークヌーデルとザワークラウト、マッシュポテト添え18,80ユ〜ロ
地下レストランSchwarzer Hahn(黒い鶏) , 4コース1人118ユーロから。アラカルトも提供

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2018/11/10)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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