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おいしい貴腐ワインで、美しきモーゼル川に乾杯


掲載日:2016/09/12 テーマ:お酒・バー 行き先: ドイツ / コブレンツ

タグ: ワイン 一度は見たい 美しい


見えない銅像を想像で見るのも楽しい

おいしい貴腐ワインで、美しきモーゼル川に乾杯 おいしい貴腐ワインで、美しきモーゼル川に乾杯

ドイツにはふたつの大河が流れています。ひとつはドイツに源流を持つドナウ川。これが東へと流れ、スイスアルプスのトーマ湖を源流とするライン川が北に流れています。ライン川のマインツとコブレンツ間は、名勝であるローレライの岩や、幾多の古城が見られることから、川下りで有名で、たしかに優雅にクルーズを楽しめます。そしてコブレンツで合流しているのがモーゼル川です。合流点をドイチェス・エック(ドイツの角)と呼びます。まるで軍艦の穂先のような独特の角地が伸びており、ここにはかつて、ドイツ帝国皇帝、プロイセンのヴィルヘルム1世の銅像が建てられていました。その高さは4、5階建てのビルほどもあったとか。第二次大戦で要塞と間違えた米軍に、砲撃で吹き飛ばされてしまって、今では台座だけが残されています。このあたり、眺めのいいところです。

美しきモーゼル河畔はブドウ畑が美しい

このコブレンツからコッへムまで5時間のクルーズが出ています。日本のようにコンクリートの護岸工事などなされておらす、水際まで芝生が生えているようなところが多く見受けられます。自然美がいいですね。ライン川との違いは、その川幅です。雄大さはありませんが、急に蛇行した箇所が多いので、異なった角度から景色を堪能できます。両側には丘陵が続き、南向きの斜面には、ブドウ畑が広がっています。のどかで、どこまでも明るく澄みきった風情がモーゼル川の魅力です。ここで栽培されているのがリースリング。白ワイン用のぶどうの品種です。モーゼルワインは、白と相場が決まっているのは、この品種を多く栽培しているからです。モーゼル河畔のおおよそ130もの村々は、どれも小さいながらに美しく、ワインの醸造所も点在しています。

中世の町ベルンカステルで一杯

モーゼルのリースリングは、若々しい味が特徴で、爽やかな酸味の利いた白ワインです。持ち手が緑色の渦巻き状で、ずんぐりとしたあまり背の高くないワイングラスで飲みます。これはお土産にもいいですね。このモーゼルワインで名高いのが「ベルンカステル・ドクトール」。14世紀にトリア―司教の病気を治してしまったという伝説のワインです。このワインは、霜が降りるまでブドウを収穫せず、貴腐菌が付いてから収穫したブドウで作ったワインで、日本では貴腐ワイン、ドイツでは、「エーデルフォイレ (Edelfaule) 」と呼んでいます。リースリング特有のさわやかな酸味と、抜群の甘みが深い味わいで、食後酒として楽しみます。またベルンカステルは木組みの家々が建ち並ぶ中世の町のよう。小さくてとてもきれいです。この町のワイン居酒屋で、ドクトールを一杯どうでしょう? 甘口ですから飲みやすく、じんわりとした味わいです。

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2016/09/12)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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