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掲載日:2017/08/09

ドイツ首都ベルリンでホロコーストの悲劇を学ぶ

ドイツの暗い歴史「ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)」。世界中を恐怖に陥れたナチス政権によって多くの人々が迫害を受け、その尊い命が奪われました。ホロコーストの悲劇は今日のドイツにとっても忘れてはならない出来事として人々の記憶に深く刻まれています。そんな歴史を風化させないために、二度と同じ過ちを繰り返さないために、過去から学び、振り返る必要があります。ドイツ首都ベルリンを訪れた際には、ぜひ立ち寄っていただきたいスポットをご紹介します。

カテゴリ:スポット エリア:ヨーロッパ  ドイツ  ベルリン キーワード: 博物館 デザイン 観光地 名所 野外

虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑

虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑

ブランデンブルグ門の南側には、大小の無機質なコンクリートの石柱が並び、一目見るだけで言葉にできない空気感が漂います。虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑、通称ホロコースト記念碑と呼ばれ、まるで墓石が並ぶかように見えますが、名前などの刻印はなく、名もなき犠牲者たちの悲しみを語るかのようです。

中に一歩足を踏み入れると、薄暗く、高さの異なる石柱に囲まれると方向感覚を失い、不安な気持ちになります。この不規則に石柱がならぶデザインは建築家ピーター・アイゼンマンによるもので、ホロコーストという説明のできない理不尽な悲劇を表していると言われています。

歴史を忘れないために、そして繰り返させないためにこうした記念碑を訪れ、未来を築く担い手として、歴史を振り返るいい機会になります。

ホロコースト犠牲者一人一人に思いを寄せる

ホロコースト犠牲者一人一人に思いを寄せる

ホロコースト記念碑の地下には入場無料のドキュメントセンターがあり、ナチスの政権下、迫害を受けたユダヤ人の記録が展示されています。特に印象的なのが殺害されたユダヤ人の手紙や、犠牲者一人一人の名前を読み上げる「名前の部屋」。暗い室内に光の線で犠牲者の名前が映し出され、音声アナウンスで、犠牲者の生まれた国と地域、殺害されるまでの経過が短く説明される。犠牲者全員の名前を読み上げるには、6年7カ月と27日かかるそう。

ホロコーストによる犠牲者は600万人に上るとされています。しかし、ホロコーストの犠牲者は単なる数ではなく、一人一人名前があり、家族がいてそれぞれの人生があったことを改めて思い知ることができます。

ホロコーストを生んだナチス恐怖政治「テロのトポグラフィー」

ホロコーストを生んだナチス恐怖政治「テロのトポグラフィー」

ベルリン中心地に位置するフリードリッヒ通りから程なくした位置にあるこの場所は「テロのトポグラフィー(Topographie des Terror)」と呼ばれ、かつてのナチス政権下の重要な機関の本部が集中するまさに恐怖政治の発信源でした。現在その跡地はナチスの犯した罪の記録を展示したドキュメントセンターとして無料で一般公開されています。今日ドイツの歴史を知る重要な施設として多くの人々が訪れています。

展示室には、主に写真や書類等の記録物が展示されており、いかにしてナチス恐怖政治のプロパガンダが国に浸透していき、結果として多くの人々が迫害されて行ったのか知ることができます。中でも最も厳しい迫害を受けたユダヤ人。目を背けたくなるような生々しい記録写真は決して忘れてはならない事実であることを訴えかけてきます。

ホロコーストの歴史と共に生きていく「ユダヤ博物館」

ホロコーストの歴史と共に生きていく「ユダヤ博物館」

メタルの外観が無機質な雰囲気を醸し出す新館はホロコースト生存者の家族に生まれたアメリカ系ユダヤ人のダニエル・リベスキンドによる設計。綿密に計算されており、デザイン性の高さが話題を呼びました。展示物を鑑賞するだけでなく、館内を回るだけでさまざな感情が呼び起こされる、まさに「体験する博物館」です。

地下へ進むと通路が交差されるように作られており、3つの「軸」として表現されています。この3つの軸はユダヤ人の運命を表しており、それぞれの軸のテーマに沿った展示と空間によって、多角的に館内を見学できます。展示品の中にはホロコーストの犠牲者の遺留品などがあり、展示数自体少ないものの、効果的に展示されています。多くは語らない展示は確実に訪問者の感情を揺さぶるでしょう。

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2017/08/09)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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