ベルリンのシンボル、ブランデンブルク門

ベルリンにはその複雑な歴史を象徴するモニュメントがいくつもありますが、ブランデンブルク門はその中でも最も代表的なものと言えます。もともと、18世紀末に関税門として古典主義様式で建てられたブランデンブルク門。第二次世界大戦後には、門のすぐ前に築かれた「ベルリンの壁」の存在により、ドイツの分裂とその後の統一を連想させるシンボルとなり、現在でも大切に扱われています。ベルリンの観光スポットとしては定番中の定番なので、ここでの記念写真はぜひ撮っておくことをおすすめします。そしてそのすぐ近くにはもうひとつ、驚くようなモニュメントがあります。

不思議な写真が撮れるホロコースト記念碑 不思議な写真が撮れるホロコースト記念碑

コンクリート・ブロックだらけの不思議空間、ホロコースト記念碑

ブランデンブルク門から南にわずか数分歩いたところには、広大な敷地に無機質な直方体のコンクリート・ブロックが無数に林立しているスポットがあります。ここは正式名称を「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」と言い、アメリカ在住の建築家ピーター・アイゼンマンの設計により、ドイツとイスラエルの国交樹立40周年にあたる2005年に建てられました。「ホロコースト記念碑」という通称でも知られています。このモニュメントは建設に当たっていくつかの議論を呼び、さまざま問題を孕んでもいるのですが、いざ記念碑を目の前にするとその厳然とした雰囲気に圧倒されることと思います。

ぜひホロコースト記念碑の中を歩いてみよう

コンクリート・ブロックの縦横はすべて同じですが高さがまちまちで、膝ほどの高さもないものから、ゆうに2m以上あるものまであります(敷地中心にいくほど高くなっています)。敷地の外側に立つと各ブロックの高さの違いがまるで波のうねりのように見え、加えてブロックの光と影の鮮明なコントラストがうねりに変化を与えるので、カメラに収めるとポリゴン映像のような不思議な写真に仕上がります。そして撮影の後には、ぜひ実際に中を歩いてみてください。どこまでも続く無機質なコンクリート・ブロックが与える印象は、このモニュメントが何を伝えようとしているのか感じさせてくれます。すぐ近くにありながら、ドイツの歴史を違った角度から見せてくれるブランデンブルク門とホロコースト記念碑。それほど観光時間はかからないので、ぜひ一緒に回ってみてください。