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「ペルガモン博物館」は誰もが度肝を抜かれる巨大展示が目玉。ベルリンにいながら世界の文明を体験する!


掲載日:2020/12/22 テーマ:美術館・博物館 行き先: ドイツ / ベルリン

タグ: ロマン 世界遺産 博物館 歴史


博物館島の「ペルガモン博物館」。名前の由来をご存知ですか?

イシュタール門に続く道を再現した通りに並ぶライオン イシュタール門に続く道を再現した通りに並ぶライオン

ペルガモン博物館は、ベルリンの博物館島の中でも巨大展示が多く、おすすめの博物館です。「ペルガモン」とは、小アジアの古代都市ペルガモンのこと。現在のトルコ西部の都市ベルガマの古い呼び名です。
ペルガモンには、紀元前2世紀から都市が築かれていました。ここに、ゼウスに捧げられた「ペルガモンの大祭壇(「ゼウスの大祭壇」とも)」がありました。この遺跡は1870年頃よりドイツの建築技師カール・フーマンの手によって発掘されました。カール・フーマンが大祭壇の主要出土品や建材を持ち帰り、ベルリンで組み直したのです。

やっと修復が終わった「ペルガモンの大祭壇」を見に行きましょう

ミレトスの市場門 ミレトスの市場門

これが、ペルガモン博物館最大の見ものである「ペルガモンの大祭壇」の基礎となっています。ペルガモン博物館の一番の見どころは、もちろんペルガモンの大祭壇。2010年代に入ってからは大規模な修復作業が行われていて、何年も見学不可能でしたが、やっと修復が完成しました。実物の祭壇の、三分の一だけが復元されていますが、それでもその巨大な展示には誰もが度肝を抜かれますよ!

イシュタール門のレンガはなんとバビロンから運んできた本物!

イシュタール門には想像上の動物の姿もある イシュタール門には想像上の動物の姿もある

もう一つの見どころは、古代バビロニアにあったという「イシュタール門」。こちらはなんと紀元前6世紀に、バビロンで造られたそうです。イシュタール門はバビロニアの首都バビロン(現在のイラクにあった)にあった門で、戦いの女神イシュタールから名付けられています。青い釉薬レンガ(バビロンからのオリジナルのもの!)の門とその門へ続く道が、これも実物の三分の一の規模で再現されているんですが、ここを歩くと、現代のベルリンから遠く離れて、本当に古代都市に来てしまったような気分になります。

古代文明を再現しようという気概に触れることができる

ムシャッタ宮殿の入り口 ムシャッタ宮殿の入り口

その理由は、サイズを小さくしたとはいえ、“本物”を再現しようというその厳密さにあると思います。壁にずらりと行列して行進しているかのようなライオンのレリーフは、一体ごとに表情が違います。青いレンガと一口に言っても、一つずつの色合いが微妙に異なり、工業製品としていっぺんに作られたような無機質な建造物とは芸術性が段違いなのです。

博物館とは何か、という命題にまで遡る……

今は荒廃してしまったアレッポの遺跡も 今は荒廃してしまったアレッポの遺跡も

この厳密な復元により、見学者は自然と古代文明への畏敬の念が湧いてくることでしょう。文明や文化へのリスペクトを喚起することこそが、博物館の使命ではないでしょうか。その意味で、ここペルガモン博物館は実に成功した展示だといえます。この他、「ミレトスの市場門」や「ムシャッタ宮殿の入り口」の復元も、すばらしい完成度の巨大展示として必見ですよ。

ここでイシュタール門を保存してくれて、本当によかった

巨大展示だけでなく、こうした小さな展示品も味わい深い 巨大展示だけでなく、こうした小さな展示品も味わい深い

こうした博物館の展示では、「本来あった場所から持ち去って、自分の国の展示品として並べているのはおかしい」としばしば言われます。しかし、このように状態よく保存され、修復が続けられ、世界中の観光客が見学するのですから、遺跡も本望ではないでしょうか。たとえばイラクにあるイシュタール門のレプリカは、イラク戦争で深刻な損傷を受けました。もしオリジナルをベルリンに運んでいなければ、あの青い門は瓦礫となっていたでしょう。ぜひ、ペルガモン博物館へ世界の文明の黎明期を確かめに来てください!

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/12/22)

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※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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