一日乗車券を買って、まずは路線バス200番に乗ってみる

西ベルリンと東ベルリンがひとつになってできたベルリンは、他のドイツの町に比べると圧倒的に広く、見どころもいくつかのエリアに散らばっています。そこで、路線バスを利用して主な見どころを巡ってみることにしました。ガイドブックに載っていたのはアレキサンダープラッツ駅とツォー駅を結ぶ100番と200番の路線バスのルートです。一日乗車券(バスの他に国鉄のSバーンやUバーンも乗れます。2014年7月現在6.70ユーロ/約930円)を買って、朝一番にまずはアレキサンダープラッツ駅から200番のバスに乗り込みました。二階建てバスなので、眺めのいい二階の最前列に座ります。

路線バスを乗り継いで、車窓からお手軽ベルリン観光(前編:路線バス200番の旅) 路線バスを乗り継いで、車窓からお手軽ベルリン観光(前編:路線バス200番の旅)

ブランデンブルク門は午前中がおすすめ

まずはベルリンのアイコンともいうべきテレビ塔を見て出発です。右手に壮大なドームを持つ建物が見えてきたら、それがベルリン大聖堂です。ここが世界遺産になっている「博物館島」で、大聖堂の奥に5つのミュージアムが控えています。ウンターデンリンデン通りを西に進むと、正面にあのブランデンブルク門が見えてきました。バスは門の手前で左に曲がってしまうので、曲がる手前の停留所で下車してゆっくり門を見てもいいですね。門は東を向いているので、午前中の光が当たる時間に行くのがベスト。午後は逆光だし観光客でいっぱいになります。

最先端のビル群に埋もれるベルリンの壁

200番の路線バスは、ポツダム広場に向かいます。この一帯はベルリンの壁があった場所で、東西ドイツの統一後に再建されました。有名な建築家の手によるユニークな高層ビルが並んでいて、現代建築に興味のある人には魅力的なエリアです。中でも日本のソニーが建てた複合施設ソニーセンターは、テントのような天井を持つ広場のシンボル的建物です。ここが、25年前にベルリンの壁が崩壊した時は何にもない原っぱだったなんて信じられません。広場の芝生の上に壁のほんの一部が残っていましたが、それがあのベルリンの壁だと気に留め、足を止める人はいないようでした。

終点ツォー駅と旧西ベルリン時代の繁華街

ポツダム広場を抜けると、ティーアガルテンという広大な公園の外周に沿ってバスは走ります。朝一番の陽光が射して緑が美しく、川面がキラキラ光っています。やがて終点ツォー駅に到着しました。旧西ベルリンの頃のメインストリート、クーダムには百貨店やショップ、レストランが並んでいるので、そのままここでショッピングを楽しむのもいいですね。カイザー・ヴィルヘルム記念教会は、戦争の悲惨さを伝えるために空襲で破壊された塔がそのまま残されていますが、修復工事のために下半分がパネルで覆われていて残念でした。さて、今度は100番のバスに乗って戻るとしましょう。(後編に続く)