ドイツ版の青春18きっぷのようなもの?

鉄道ファンのみならず、多くのファンがいるJRの青春18きっぷ。毎年、冬と夏に発売される5枚つづりの普通列車に乗り放題のきっぷです。特に、お金はないけれども時間はある学生に人気。どこに行こうかと計画をたてるだけでも楽しいものです。そんな日本の青春18きっぷに似たものは、なんとドイツにもあります。その名も、「シェーネスボッエンエンデ・チケット」で、直訳すると「よい週末きっぷ」です。

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「よい週末きっぷ」は毎週末、利用できます

日本の青春18きっぷと違い、ドイツの「よい週末きっぷ」は、毎週末に使えます。「年に二回のシーズンだけ」というケチくさいことはナシです。ただし、青春18きっぷは、ひとりで5枚つづりのきっぷを全部使ってもいいし、5人できっぷを分けてもいいのですが、「よい週末きっぷ」は、きっぷを利用する全員が、同一行程でなくてはなりません。肝心の値段は、5人までドイツ鉄道の普通列車に、まる1日乗り放題で44ユーロ(約6100円)です。5人で利用すれば、ひとりあたり10ユーロ(約1400円)を切ります。これは安いですね。ただし、ひとりで使っても44ユーロですから、同行者がいないと、あまりメリットはありません。

ドイツ人は、上手にきっぷを使います

ドイツでは、サッカーの試合は週末に行われることが多いのですが、よくサポーターたちは、この「よい週末きっぷ」を使って各スタジアムに行きます。何人も集まって移動するのですから、効率的ですね。サッカーが始まる前と終わったあとの普通列車は、サポーターたちでいつもにぎやかです。また、ときどき駅で「ベルリン!」などと、目的地を叫んで同行者を探している人も見かけます。目的地が同じならば、知らない人同士でも、「よい週末きっぷ」を折半して安くあげようという魂胆なのです。ドイツ人らしい合理的な考え方だと思います。もし、ドイツで週末に列車に乗る予定があれば、ぜひ「よい週末きっぷ」を利用してみてください。きっぷ窓口で、簡単に買うことができますよ。