「いつまで元気に旅行ができる?」と考えたことがありますか?

若いころは考えもしなかったけれど、いつかきっとあなたもふと思うはず――「自分はいつまで海外旅行に行かれるのだろう?」 旅好きな中年の私は、しばしばこの物思いに耽ることがあります。でも、私には偉大なる旅の先達がいるのです。それは自分の両親と、夫の両親。70代後半の後期高齢者ぞろいですが、みんな旅行が好きで、国内外へしばしば出かけているのです。

老夫婦になっても、健康ならずっと二人で旅できますよ! 老夫婦になっても、健康ならずっと二人で旅できますよ!

50代から突然始めた冒険旅行

夫の両親は50代になってから、突如としてヨーロッパへ二人きりで自由旅行を始めました。たとえば「ドイツ車でドイツのアウトバーンを走りたい」と義父はレンタカーを借り、地図を見ながらその日の宿はその日に決めるような風任せののんびり旅行。年齢とともにだんだんそうした冒険旅行はしなくなり、今ではパッケージツアーに乗って二人だけで延泊して帰ってくるという行程が気に入りのようです。私もたまに同行することがあり、そうすると今ではまるで旅行代理店兼添乗員兼ガイドのような役割になりますが、日頃お世話になっているので喜んで働いています。

ワイワイにぎやかなことが好きな両親はパッケージ派

一方、私の両親はパッケージツアーや友達と一緒に大勢で行くのが好き。若者向けの安いツアーでインドなどにもどんどん行っていました。父の足の具合が悪くなってきて、最後に行った海外旅行のシンガポールでは、一部の施設で車いすを使ってまわっていたようですが、先進国ならバリアフリーも進んでいるので安心です。今でも国内旅行には二人で行っています。

“二人で一つ”の心がけを忘れないで!

このように、老夫婦になっても二人が健康なら、どうにかこうにか、旅はできるようです。いつまでも旅を続けるためには秘訣があります。ある程度の金銭的な余裕と基本的な体力のあることは当然。それ以外で大切なことは、とにかくのんびりゆったりの日程を組むことです。若いころはどんなに的確な判断ができて、冒険的な行動をできていた人でも、やっぱり年には勝てません。突発的な病気や、とっさの判断が遅れてトラブルに遭う確率も増えます。旅先では、日常以上に二人で一つのチームと心得ましょう。

旅先で出会った老夫婦に、自分もなる日が来るかも……

一人旅や友達同士で行く旅行もいいですが、旅先で、旅行中の老夫婦が寄り添って楽しげにしているのを見ると、いいものだなあとしみじみ思います。結婚していない方にはあまり実感が湧かない話かもしれませんが、ご自身のご両親や身の回りの老夫婦などの楽しい旅行をサポートしてあげるのも、やがては自分が老いてからの旅の参考になることでしょう。人生の旅の終わり頃にも、楽しい旅が続けられたら最高ですものね。