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2020年こそボンへ!ベートーヴェン生誕から250周年 旅行ガイドブックお薦め旅先トップ5の街へ


掲載日:2020/01/08 テーマ:オペラ・音楽 行き先: ドイツ / ボン

タグ: イベント 一度は行きたい 音楽 街歩き 素晴らしい


楽聖ベートーヴェンの生まれた街ボン

世界一の規模を誇る収蔵品が展示されているベートーヴェンハウス 世界一の規模を誇る収蔵品が展示されているベートーヴェンハウス

2020年は「楽聖」と称されるベートーヴェンの生誕から250周年を迎えます。彼の生家は1949年から東西ドイツが統一した1990年まで旧西ドイツの首都だったボンにあり、現在、彼の生涯を知る博物館「ベートーヴェンハウス」として一般公開されています。楽譜や補聴器など世界一の規模を誇る収蔵品が展示されており、観光客が必ず足を運ぶスポットとして大好評です。

ちなみに旅行ガイドブックによると、2020年お薦めの旅行先としてボンはトップ5にあがっています。

ボンは、旧首都時代に比べると政界人の往来が少なくなったものの、芸術の首都としても有名な街として、充実した博物館や美術館などを訪れる見学客が後を絶えません。なかでも音楽ファンにとっては、ベートーヴェンの生地、ロベルト・シューマンの住居や妻クララと眠る旧墓地などを巡る旅行先として注目を集めています。

毎年9月恒例のベートーヴェンフェスト(音楽祭)は彼の音楽を満喫する絶好のチャンス。コンサートのゲストも毎年異なるため、リピーターも多いそうです。2020年の音楽祭は、生誕250周年の行事に組み込まれ、例外的に3月13日から22日に行われます。

生誕250周年の記念プロジェクトBTHVN2020 とは

BTHVN2020 オフィスにて 、生誕250周年記念イベントはベートーベンの誕生日12月16日を開幕日とした BTHVN2020 オフィスにて 、生誕250周年記念イベントはベートーベンの誕生日12月16日を開幕日とした

生誕250周年記念イベントはベートーヴェンハウス財団の準備委員会プロジェクトチームにより運営されており、ロゴとして掲げた「BTHVN2020」 」には、特別な思いが込められています。

まずBTHVN は、ベートーヴェンがサインをする時に母音を省いて短縮して書いた「Bthven」に由来するそうです。

さらに偉大な作曲家だけでなく、ベートーヴェンがどんな側面を持っていたのか、その人間性を現しています。

Bはボン市民(Bonner Buerger)、Tは音の達人(Tonkunstler)、Hは 人道主義(Humanis)、Vは夢想家(Visionaer)、Nは自然愛好家(Naturfreund)と、楽聖の人となりを反映しています。 

なお記念イベントは、すでに2019年12月16日から開催されており、2020年12月17日まで行われます。

日本では年末の定番音楽となった交響曲第九番「歓喜の歌」は2018年、日本で初演されて100周年を迎えました。ベートーヴェンは日本人にとって大変身近な作曲家として親しまれているようです。

気軽に体験できる特別イベントが目白押し

ミュンスター広場に立つベートーヴェン像 ミュンスター広場に立つベートーヴェン像

盛りだくさんある周年記念イベントのなかでも、ハイライトは彼の作品を可能な限り聴衆に聞いてほしいというコンセプトから準備された、国際的な舞台で活躍するサー・サイモン・ラトルと彼の率いるロンドン交響楽団、マエストロ・ダニエル・バレンボィムといった巨匠の登壇する夢のコンサートの数々です。

600以上もあるイベントのジャンルはクラッシック音楽に留まらず、ジャズやロック、ポップ音楽とのコラボレーションやオペラに映画、ダンスに演劇など多彩です。そしてベートーヴェンの作品にさまざまな角度からスポットを当てた催し、例えば敷居が高いと思われがちな音楽ではなく、楽しみながら体験できるように配慮されたプログラムなど大人も子供も参加できる多種多様なイベントが繰り広げられています。
  
音楽を通じて理想的な社会の実現を目指したベートーヴェンは、「人は皆平等で、兄弟のようになること、民主制度や国民主権」など、現在も多いに通用する課題を提示していたことから、ボンやウィーンだけでなく、楽聖ゆかりの各地でフェスティバルやビジュアルを用いた音楽プログラムも提供されています。

多感な青年時代を過ごした街ボン

ボンの街角で見かけたベートーヴェンの胸像・苦悩に満ちた顔がなんとも印象的 ボンの街角で見かけたベートーヴェンの胸像・苦悩に満ちた顔がなんとも印象的

ここで少しベートーヴェンの生涯をふり返ってみましょう。彼の祖父は宮廷楽長、父ヨハンは宮廷テノール歌手でした。しかしあまり音楽才能のなかった父がアルコールにおぼれてしまうと、家族の生活費は祖父の稼ぎを頼りにしていたそうです。そんななか、6歳のモーツァルトが3時間ほどの演奏で、なんと父レオポルドの収入の8年間に相当する額を稼いだと聞きつけた父ヨハンは、第二のモーツァルトを息子に夢見て、厳しいピアノレッスンを始めたのです。

ベートーヴェンは、7歳で初のピアノ演奏会を開催し、なんと12歳で自作を発表しました。その後ボンの宮廷楽団の奏者となりましたが、父のスパルタ教育には耐えられなかったようです。16歳の時、唯一の心の支えだった優しい母親が他界しました。そして22歳までボンで過ごした彼は、ウィーンへ移住し生涯のほとんどをオーストリアで送りました。彼は27歳の頃から難聴に苦しみ、30歳になるとほとんど聴力を失ってしまったといわれます。

途方にくれ苦悩したベートーヴェンは、それでも人生に絶望することなく、作曲に専念し、傑作を世に残したのです。

この機会に改めて、ボンに出向いて彼の音楽を聴いてみたいものです。

インフォメーション

ボンならではのベートーヴェンをモチーフとした信号もお見逃しなく! ボンならではのベートーヴェンをモチーフとした信号もお見逃しなく!

BTHVNH2020 (英語)
https://www.bthvn2020.de/en/
生誕250周年記念音楽イベントは、2019年12月16日から開催されており、2020年12月17日まで行われます。

https://www.bthvn2020.de/en/program/calendar-of-events/ 
イベントチケットはこのリンク(英語版)から入手できます。またはドイツ国内のチケット売り場でもまた入手可能。イベント開催日時は主催者の都合により変更する場合もありますので、事前に再確認してください。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/01/08)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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