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海外現地発ガイド通信

天まで積み重なった彫刻、圧巻のゴシック建築「ケルンの大聖堂」


掲載日:2007/06/19 テーマ:世界遺産 行き先: ドイツ / ケルン

タグ: 一度は見たい 教会 世界遺産 素晴らしい


遠くからでも確認できる世界遺産

ケルン大聖堂前はにぎやかで威厳のある聖堂とは対象的 大聖堂前の広場ではおちゃめな大道芸人たちが蔓延り、威厳ある聖堂に微笑みを添えている

列車や車でケルンの町へ入ると、 ライン川の脇に黒ずんだ塊が見えてくる。その巨大な塊はだんだんと鮮明になり、ケルン中央駅が近くなると天を突き刺す高い尖塔の大教会堂が姿を現す。まるで観光バスのように、列車は大聖堂の真ん前で停車する。これが600年かけて築き上げられたケルンの大聖堂だ。中央駅前にあるので、途中下車して次の電車が来る間に見学することもできる。

納まりきらない壮大な外観

ケルンの大聖堂は巨大でカメラに納まりきらない 床に寝そべってもカメラに入りきらない巨大な大聖堂

まずは外観の大きさ、尖塔の太さ、高さ圧倒される。高さ157m。この姿を記念に収めようとする観光客はカメラを構えては下ろし、また角度を変えては下ろし、どうも構図が定まらない様子。実際に自分もカメラを向けてみると、納得。どう頑張っても巨大な胴体の一部しか枠に納まらないのだ。全体をバランスよく撮りたい場合には、ライン川沿いを歩いて少し距離を置いた所、もしくは橋を渡りライン川を挟んで対岸から撮ることをお勧めする。近づいて見るとあの黒い塊の正体が隙間なく散りばめられた彫刻の数々だったことに気がつく。崩れた彫刻は新しく修復され、時間とともにまた黒ずんでゆく。この彫刻の深みと黒ずみの色がゴシック形式とマッチし、重い威厳をかもし出す。

聖書で有名な人の黄金の箱

東方三博士の聖遺物には宝石がちりばめられ、聖書に由来する預言者などが描かれている 宝石がちりばめられ、聖書に由来する預言者などが描かれた金の箱。三博士の聖遺物が入っている

一歩教会の中に足を踏み入れると、そこには人を静めさせる空気が広がる。バイエルン王ルードビッヒ1世から送られたというステンドグラス、現存するヨーロッパ最古の記念十字架、シュテファン・ロホナーの祭壇画『大聖堂の絵』などに目を奪われながら祭壇のさらに奥へと進んでいくと、その薄暗い空間の中に一際きらびやかに光を放つ箱がある。これこそが、東方三博士の聖遺物である。東方三博士とはキリスト誕生時に星に導かれてやって来たあの有名な三人の博士のことであるが、その三博士の遺物がなんと祭壇奥に安置されているのだ。これは1164年にミラノからケルンに贈られたものであり、ケルンをキリスト教の巡礼地として有名にした遺物である。ケルンの紋章の中には3つの王冠が描かれているが、これはまさに三博士に由来している。

限定のイベントで神の心音を聞く

シュテファン・ロホナー作の『大聖堂の絵』。横には12世紀後半にミラノから運ばれたマリア像がある シュテファン・ロホナー作の『大聖堂の絵』。この横に12世紀後半にミラノから運ばれたマリア像がある

夜、大聖堂のオルガンコンサートを聴きに行った。このコンサートは6月〜8月の夏季限定で毎週火曜日の夜8時から行われる。こんなに大きなホールなのに入場無料ということもあり始まるころ座席はほとんど埋まってしまった。14世紀前半に完成したという十字型の内陣に感心していると、突然オルガンが鳴り始めた。前触れもなくコンサートは始まる。大地にまで届くような低い音。唸るような響き。十字に交差した空間で、音が渦を巻いている。まさに神の体内に入り込み、心音を聞いているかのようだ。

余韻はこんな締めくくりで

人で群がるビール醸造所『Fruhe』。1904年から営業している 人で群がるビール醸造所『Fruhe』。1904年から営業している

夏は日が暮れるのが驚くほど遅く、10時ごろまで辺りは明るさを保っている。コンサートの後はドーム横のロンカリ広場を抜けたところにある『Frueh』というビール醸造所で初めての『Koelsch』(ケルンの代表的ビール)を試してみる。さっぱりしていて喉をするする通りぬける。外の明るさにも体が騙されて、ケルンの夜はまだまだ続きそな予感がする。


■ Der Koelner Dom(デア ケルナー ドーム)
住所:Dom Kloster.4 D-50667 Koeln
アクセス:ケルン中央駅から徒歩1分
電話番号:
URL:www.koelner-dom.de
開館時間:6:00〜19:30(南塔:5〜9月9:00〜18:00,11〜2月9:00〜16:00,3,4,10月9:00〜17:00)
休館日:無休
入館料:無料(南塔:大人2ユーロ、学生、子供1ユーロ)
その他:ケルンの大聖堂で行われるイベントはすべてDomforum (http://www.domforum.de/)で確認できる。(ドイツ語のみ)またケルンのインフォメーション全般はhttp://www.koeln.de/(英語サイトあり)に載っているので、そこからドームの情報を得ることも出来る。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/06/19)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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