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ドイツ・ドルトムント・サッカー観戦の現地ガイド記事
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海外現地発ガイド通信

ドイツ屈指のサッカーどころ・ドルトムントで中田英寿の現役ラストマッチ・日本対ブラジル戦を思い出す!


掲載日:2008/06/02 テーマ:サッカー観戦 行き先: ドイツ / ドルトムント

タグ: サッカー スタジアム


ルール工業地帯の一都市から、ドイツ有数の文化都市へ

ドルトムントサポーターの少年たち。試合のない日もこういう子供たちが町を歩いている ドルトムントサポーターの少年たち。試合のない日もこういう子供たちが町を歩いている

この国最大のサッカーどころである「ノルトライン・ヴェストファーレン州」に入ったドイツ編。前回のケルンに続いて、今回はドルトムントを取り上げる。
ドルトムントという地名を聞いて、多くの人が「ルール工業地帯の一都市」と連想するだろう。この町は間違いなくドイツの近代工業を支えてきた。人口は60万。ノルトライン・ヴェストファーレン州の中でも120万人が住むケルンに次ぐ規模を誇る。近年は美術館やコンサートホールなども整備され、「ドイツ有数の文化都市」という色合いを濃くしているようだ。
フランクフルトからはICに乗っておよそ3時間。ドルトムント中央駅に到着する。駅舎だけを見ると「田舎の小都市」くらいにしか思えないが、外に出て少し歩くだけで印象は一変する。モダンなショッピングストリートが並び、平日の昼間でも人々で溢れているのだ。凝った作りのラートハウス(市庁舎)など見どころもある。2006年ドイツワールドカップの際には、このあたりが世界各国のサポーターで埋め尽くされたのだ。

シグナル・イドゥーナ・パークで名門、ボルシア・ドルトムントのゲームを見る!

ドルトムントの本拠地「シグナル・イドウーナ・パーク」 ドルトムントの本拠地「シグナル・イドウーナ・パーク」

町の概要をつかんだところで、本題のサッカーへと話を移そう。中央駅からUバーン(地下鉄)の45番に乗って「ヴェストファーレン・シュタディオン駅」で下車すれば、我々の目指すべくスタジアムが見えてくる。1974年の西ドイツワールドカップ直前に完成してから31年間、ここは「ヴェストファーレン・シュタディオン(Westfalen Stadion)」という名称だった。しかし2005年、ドイツ有数の保険会社に命名権を売られ「シグナル・イドウーナ・パーク・シュタディオン(Signal Iduna Park Stadion)」と変更されるに至ったのだ。
この出来事も同スタジアムに本拠地を置く名門クラブ「ボルシア・ドルトムント(BV Borussia 09 Dortmund)」の経営危機によるところが大きい。ブンデスリーガ優勝6回、UEFAチャンピオンズリーグ制覇2回を誇り、97−98シーズンにはトヨタカップを制した彼らだが、テレビバブルの崩壊と選手年俸の著しい高騰によって経営規模の縮小を余儀なくされた。現在は財政面の健全化が図られたものの、かつての強さは取り戻せていない。今季も結局、13位で終了。来季以降はバイエルン・ミュンヘンに肩を並べる強豪に戻ってほしいとサポーターも願っている。

中田英寿の現役ラストマッチが行われたのもここ。臨場感は抜群!

ドイツワールドカップの日本対ブラジル戦。この試合が中田英寿の現役最後のゲームになった ドイツワールドカップの日本対ブラジル戦。この試合が中田英寿の現役最後のゲームになった

しかし、黄色に彩られた巨大スタジアムや周辺の充実した施設からは、そんなマイナス面など一切感じられない。やはりサッカービジネスは華々しさだけではないと痛感させられる。とはいえ、6万8000人収容のスタジアム自体は決勝開催地であるベルリンのオリンピア・シュタディオンに次ぐ規模。サッカー専用で非常に見やすく、ピッチまで手が届きそうだ。
2006年6月22日のドイツワールドカップ・日本対ブラジル戦もこのスタジアムで行われた。日本は玉田圭司(名古屋)の目の覚めるような先制点で奇跡を起こすかに思われたが、逆にブラジルを覚醒させることになってしまう。ロナウド(ACミラン)の同点弾を皮切りに、ジュニーニョ・ベルナンブカノ(リヨン)、ジウベルト(トッテナム)、そしてロナウドと大量4得点を奪い、日本を一蹴した。タイムアップの笛が鳴った後、中田英寿はピッチに倒れこみ、しばらくの間、動けなかった…。彼の現役最後のゲームとなったあの印象深い一戦を、このスタジアムに行けば思い出すことができるだろう。

ミュンヘンに並んでビールで知られる町。試合後はビールで乾杯!

ドルトムントのラートハウス(市庁舎) ドルトムントのラートハウス(市庁舎)

スタジアムで本場のサッカーを堪能した後はビールの一杯くらい飲みたい。この町はミュンヘンと並んでビールな有名な土地なのだ。市内には4つのビール醸造会社があり、ピルスナー、アルト(やや赤黒いどろっとしたビール)と種類も豊富だ。ピルスナーはかなり薄くて飲みやすく、アルコールに弱い人でも簡単に飲めそうだ。アルトは本格的なビール好きにぴったり。スリリングなゲームを見て気分が高揚した後は地ビールで乾杯というのは最高だ。

ドイツの新たな一面を垣間見ることができるかも?

ドルトムント中央駅。ここが列車の玄関口となる ドルトムント中央駅。ここが列車の玄関口となる

日本のガイドブックにはほとんど載っていないドルトムント。しかしサッカーでは絶対に忘れてはいけない町だ。現地の人々も「フランクフルトよりも大きく、さまざまな産業や文化が集まった国際都市。しかもサッカーは非常に大切な文化」という自負を持っているという。ここを訪れることで、ドイツの新たな一面を垣間見ることができるかもしれない。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/06/02)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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