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海外現地発ガイド通信

ドイツ生まれのバウムクーヘン、2019年は日本上陸100周年


3月4日は「バウムクーヘンの日」

ドイツではクリスマスシーズンになるとあちこちで販売されます ドイツではクリスマスシーズンになるとあちこちで販売されます

日本ですっかりお馴染みスイーツのふわふわで優しい味バウムクーヘン。ご存知かと思いますが、バウムは「木」、クーヘンは「ケーキ」を意味するドイツ語です。

まさに見た目が木の年輪のようなこのお菓子は、1800年代初期にドイツで誕生したといわれています。発祥の地は、明確ではありませんが、旧東独ザクセン・アンハルト州の街が最初だったという記録があります。

日本に伝わったのは1919年3月4日。ドイツ人菓子職人カール・ユーハイムの焼いた一品でした。ドイツカフェの先駆者ユーハイムはこの日を「バウムクーヘンの日」と制定し、2019年は100周年を迎えます。日本では一年中、美味しいバウムクーヘンが入手できますが、ドイツの事情は少し異なります。その歴史を探ると、本場ドイツ菓子職人のこだわりが見えてきました。

中国を経て日本へ

ハイネマン・バウムクーヘンケーキも好評 ハイネマン・バウムクーヘンケーキも好評

ドイツ生まれのこのお菓子、なぜ3月4日を記念日としたのでしょうか。歴史をたどっていくと、1909年までさかのぼります。バウムクーヘンが日本に初登場するまでの道のりを辿ってみましょう。

のちの株式会社ユーハイムの創始者カールは、北部の街シュトラールズンドで修業しながら、菓子職人を養成する夜間学校へ通いました。

海外へ出るきっかけは1908年、菓子店協会の会長から勧められ、中国の青島市でドイツ人の経営するカフェに就職したことがはじまりでした。そして翌1909年、カールはカフェ「ユーハイム」を開店したといい、同店ではこの年を創業年と位置付けています。この時、すでにカールの焼いたバウムクーヘンは本場ドイツにも負けない味だと好評だったそうです。

しかしその後、第一次世界大戦中に捕虜として大阪、そして広島へ移送される羽目に。ある日、広島でドイツ人捕虜たちの作った作品の展示即売会が開催されることになり、カールは得意のバウムクーヘンを出品。日本人の口に合うよう、バターを少なめにして焼いたお菓子は、大好評だったそうです。

日本とドイツの違い 厳格なバウムクーヘンの定義

バウムクーヘンは喜ばれること間違いなしのプレゼント バウムクーヘンは喜ばれること間違いなしのプレゼント

日本のバウムクーヘンは、独自に進化し、種類も味もバラェティに富んだ商品が多いようです。一方、ドイツのバウムクーヘンは、国立菓子協会の定めた作り方に従って焼き上げ、基準をクリアしたものだけが本物と認められます。

例えば、材料は小麦粉、バター、卵、砂糖などを用いますが、マーガリンやべ―キングパウダーの使用は禁止されています。昔ながらのレシピと製法により専用オーブンで時間をかけてじっくり焼き上げるには、高い技術と経験が求められます。そのため、限られた菓子職人だけが作ることのできる高級品として定着しており、値段も決して安くはありません。

またドイツではクリスマスシーズンや特別な日に食する期間限定の高級菓子です。9月頃から、スーパーでも大量生産された安価なバウムクーヘンが売り出されています。これらは、チョコレートやシュガーコーテイングされている商品が多いですが、それは生地の乾燥を防ぐため。手作りはその味にも生産者の思いが込められており、どっしりとしたしかも軽やかな存在感のある味です。是非本場ドイツのバウムクーヘンを味わってみたいものです。

デュッセルドルフ ハイネマンの「バウムクーヘン」

デユッセルドルフへ来たら、からなず立ち寄りたいケーキ屋さんハイネマンは緑色が目印 デユッセルドルフへ来たら、からなず立ち寄りたいケーキ屋さんハイネマンは緑色が目印

デュッセルドルフといえば、国内で最も日本人が多い街。書店や食料品店、和食レストランが軒並み続き、規模の大きな日本人街があります。

ここで生活する日本人に圧倒的な人気を集めているのが、コンディトライ(ケーキ屋)ハイネマンのバウムクーヘンです。一度口にしたら、病みつきになること間違いなしの美味しさです。

1932年に、デュッセルドルフの隣町メンヒェングラットバッハの小さなお菓子屋さんから始まったハイネマンは、今やドイツを代表する人気店となりました。品質管理の目が届くようにというコンセプトからデュッセルドルフ近郊のみに店舗を展開していますが、その美味しさは世界中のグルメから絶賛されるほど。

この他にもシャンパントリュフや、一口サイズのバウムクーヘン・シュピッツェ、そして各種ケーキも豊富にあります。市内観光や散策に疲れたら、2階のレストランでケーキや軽食を味わってみるのもいいでしょう。

インフォメーション

美味しそうなケーキがずらり。思わず食べたくなります。ハイネマンにて 美味しそうなケーキがずらり。思わず食べたくなります。ハイネマンにて

Konditrei Heinemann コンディトライ ハイネマン
Martin-Luther-Platz 32 40212 Duesseldorf
www.konditorei-heinemann.de

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2019/03/05)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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