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ドイツ・アイゼナッハ・歴史の現地ガイド記事
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海外現地発ガイド通信

2017年はルターの宗教改革500周年


掲載日:2017/01/20 テーマ:歴史 行き先: ドイツ / アイゼナッハ

タグ: 一度は見たい 世界遺産


記念年にちなみ、有名な観光地でルターゆかりの場所へ

ヴァルトブルク城でルターが聖書の翻訳に取り組んでいた部屋 ヴァルトブルク城でルターが聖書の翻訳に取り組んでいた部屋

宗教のことはよく解らない、全く興味がない、という人でもマルティン・ルターのことは誰でも知っているであろう。宗教改革者であり何者にも束縛されない信仰の自由を唱えた人物である。彼が「95ヶ条の意見書」をヴィッテンベルクの教会の扉に貼り付けたのが1517年のこと。これが宗教改革の発端となった。その時から500年が経過し、2017年はマルティン・ルター500周年でドイツではルターゆかりの地で様々なイベントが予定されている。こうした宗教行事はともかくとして、エアフルトやアイゼナハなど名高い観光地でありながら同時にルターゆかりの町で、ルターの足跡を辿ってみよう。

エアフルトで決定づけられたルターの運命

エアフルト市庁舎に描かれたルターと父の壁画 エアフルト市庁舎に描かれたルターと父の壁画

まずはエアフルトへ。ルターはザクセン・アンハルト州のアイスレーベンという町に生まれ、最後もこの町で亡くなっている。鉱夫だった父は子どもたちには高い教育を受けさせようと必死だった。ルターは成績が良く、父の意向で法律家になる道を歩んでいた。エアフルトの大学で学んでいたある日、彼は落雷に遭って一命をとりとめる。その時に神を信じて救われたことが契機となって修道士になることを決意する。息子をエリートにさせることが夢だった父親の落胆は激しく、必死で止める。しかしルターは聞き入れずにエアフルトのアウグスティーナ修道院に入ってしまった。エアフルトの市庁舎には、息子を説得する父とそれを受け入れることのできないルターの姿を描いた切実な壁画がある。

旧市街にはたくさんの見どころがあるエアフルト

エアフルトのアウグスティーナ修道院 エアフルトのアウグスティーナ修道院

エアフルトは橋の上に小さな家が建ち並んでいるクレーマー橋が有名だが、ルターの壁画がある市庁舎も美しい建物で内部も見学できる。またルターが暮らしていたアウグスティーナ修道院とその周辺の小路も趣があり、じっくり散策したい。次なる町はアイゼナハだ。ここはルターが15歳になった1498年から1501年までラテン語を学ぶために滞在した町で、その時寄宿していた館は今日ルター博物館になっている。アイゼナハのカール広場には立派なルターの銅像が立っており、アイゼナハはバッハゆかりの町だけでなく、ルターの町でもあることを印象付けられる。そして、何といってもルター最大の業績であり、ルターに関わる最大の名所であるのはアイゼナハの丘にそびえるヴァルトブルク城だ。

ドイツ中世文化が凝縮されたヴァルトブルク城

町の南西に聳える世界遺産のヴァルトブルク城 町の南西に聳える世界遺産のヴァルトブルク城

ヴァルトブルク城は世界遺産に登録されている。ルター以前では吟遊詩人が集まって歌合戦を繰り広げたことやテューリンゲン方伯へハンガリーから輿入れしたエリーザベトが起こした数々の奇跡でも知られている。1521年、異端者とみなされたルターはザクセン選帝侯フリードリヒ3世に保護される。ヴァルトブルク城に匿われ、ここで新約聖書のドイツ語翻訳に専念した。その部屋は城内に今も残り、ヴァルトブルク城見学の目玉になっている。ルターの部屋では、傷だらけの机や朽ちかけた壁が500年近い歳月を物語っている。アイゼナハは小さな町でありながら観光ポイントが沢山ある。エアフルトからも近いので今年はルター記念年に際してこの2つの町を訪れてみよう。

データ

ヴァルトブルク城内にあるルターの肖像画 ヴァルトブルク城内にあるルターの肖像画

アイゼナハEisenachへの交通:
フランクフルトからICE特急で1時間45分
ヴァルトブルク城へのアクセス:
アイゼナハ中央駅よりバス10番で城の下(終点)まで行き、そこから坂道を20分ほど歩く。
ヴァルトブルク城の開館時間:
毎日8:30〜17:00(11月から3月は9:00〜15:30)
入館料:9ユーロ

エアフルトErfurtへの交通:
フランクフルトからICE特急で2時間15分、アイゼナハよりICE特急、IC急行で約30分。
市庁舎見学時間:8:00〜18:00(水曜は16時まで、金曜は14時まで、土・日・祭日は10:00〜17:00)、入館は無料。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2017/01/20)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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