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海外現地発ガイド通信

まるで真夏の夜の夢!一度は見たいエアフルト大聖堂前の野外劇


掲載日:2020/08/22 テーマ:オペラ・音楽 行き先: ドイツ / エルフルト

タグ: すごい! イベント オペラ 一度は見たい 夏にオススメ 教会 素晴らしい


中世の香り漂う街エアフルト

いよいよ野外劇の始まりです。左が大聖堂、右がセヴェリン教会 いよいよ野外劇の始まりです。左が大聖堂、右がセヴェリン教会

テューリンゲン州の州都エアフルトは、宗教改革を行ったマルティン・ルターや、作曲家バッハ一族ゆかりの長い歴史と豊富な文化を持つ中世の古都です。

街のシンボルは、旧市街の高台に聳え立つ「エアフルト大聖堂(マリア教会)」。堂内装飾は、中世に造られたものとしては最大級のステンドグラスやマドンナ像などがあり、貴重な芸術品を見たいと観光客が絶えません。夜間はライトアップされ、隣接するセヴェリン教会と共に、その荘厳なたたずまいが幻想的です。大聖堂前のドーム広場はワイン祭りやオクトーバーフェストなど各種イベントが開催され、いつも大賑わいです。また月曜日から土曜日は、食料品や生花などを販売するマーケットも立ち、この広場で庶民の生活を垣間見ることも出来ます。

イベントのハイライトは、大聖堂に続く階段を舞台とした夏の野外劇フェスティバル、冬はドーム広場で開催されるクリスマスマーケットです。今回は2019年に体感した夏の一大イベント、大聖堂を背景にした野外劇の様子をお伝えします。

舞台は唯一無二の大聖堂前階段!

周辺が暗くなってくると、舞台はさらに幻想的になります 周辺が暗くなってくると、舞台はさらに幻想的になります

ドイツ各地で夏になると、野外劇が盛んに開催されます。地元民が総出となって演ずる市民劇やオーケストラの演奏とオペラ俳優を主役に上演される壮観な劇まで、規模こそ大小さまざまですが、いくつか見学した経験からすると、どれをとっても本格的な演出と長期に渡る準備を経て開演される素晴らしい劇ばかり。なかでもここエアフルト大聖堂前の野外劇は、国内で最も美しいと称されています。  

この野外劇の特徴は、大聖堂に続く70段の階段を舞台とした唯一無二の壮麗な会場です。崇高な大聖堂とセヴェルイン教会を背景に繰り広げられる劇は息をのむ美しさ。そしてライプ演奏の伴奏と共に繰り広げられるストーリーに釘付けになること間違いありません。

まるで真夏の夜の夢!

シーンにより階段の舞台が変わっていく様子を見るのもここならではの楽しみ シーンにより階段の舞台が変わっていく様子を見るのもここならではの楽しみ

2019年の演目はあのショーン・コネリー主演の映画「薔薇の名前」でした。ドイツワイン産地のラインガウ地方にあるエバーバッハ修道院が撮影現場となったことで大きな話題となった映画で、覚えている方も多いのではないでしょうか。

修道院が舞台の中心となるこの劇は、まさにエアフルトにピッタリです。この街の人気観光スポットの一つ、マルティン・ルターが5年間暮らしたアウグスティノ会修道院をふと思い浮かべました。劇の演出も素晴らしい。中世修道院での生活や当時の慣習を再現した景観や衣服や小道具など細工がなされており、色鮮やかな舞台に引き込まれて行きました。途中から雨が降り出しましたが、離席する人もおらず、舞台で展開する劇に息を凝らして見入る客の拍手や歓声がひっきりなしに続きました。

演目は毎年変わるため、全国各地からやって来る常連も絶えないそうです。そして雰囲気は「まるで真夏の夜の夢みたい」という感想を漏らす客も多いとか。何度も見ているという市民がうらやましい限りです。

2021年は菅尾友氏の演出「オルレアンの乙女」

舞台に演目関係者が総出。拍手が止みませんでした 舞台に演目関係者が総出。拍手が止みませんでした

さて2021年の演目は、「オルレアンの乙女」と決まりました。日本では携帯ゲームで人気のあのジャンヌ・ダルクを主人公とした物語です。

原作はドイツの詩人シラーが手掛けた戯曲で、チャイコフスキーのオペラです。内容はフランスの百年戦争を題材としたフランス救国の乙女ジャンヌ・ダルクを題材にしたものです。階段を用いた舞台はどんな様子になるのか、今から期待に胸が膨らみます。

そしてなんとオルレアンの乙女の演出はベルリン在の菅尾友(すがおとも)氏が手掛けるそうです。2011年からオペラ演出家としてドイツで活躍する同氏の活躍が楽しみです。大聖堂の前で開催される野外劇の迫力は現地で見た人だけが体感できる特権です。是非一度、観光と合わせて観劇したいものです。

ちなみに2020年の演目はヴェルディのオペラ「ナブッコ」でした。7月10日から8月2日までの開催予定でしたが、コロナ禍で中止となり、その代わりに「イタリアオペラの夜」と題してコーラスを9回にわたり階段舞台からお届けしました。ナブッコは2022年に開催されます。

インフォメーション

地元民は同じ劇を何度も見るそう。観劇後、その気持ちに納得しました 地元民は同じ劇を何度も見るそう。観劇後、その気持ちに納得しました

野外劇会場住所
Erfurter Dom エアフルト大聖堂
Domstufen 1, 99084 Erfurt
2021年7月9日から8月1日まで
会場入口には当日券売り場もありますが、事前予約をお薦めします

野外劇運営
Theater Erfurt エアフルト劇場
Theaterplatz 1
99084 Erfurt
Kontakt
+49 (0) 361 22 33 0
info@theater-erfurt.de
Internet: www.theater-erfurt.de | www.domstufen-festspiele.de |

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/08/22)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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