page top

出発エリアをに変更しました。

海外旅行の検索・比較サイト|エイビーロード
AB-ROAD
ドイツ・フランクフルト・観光地・名所の現地ガイド記事
RSS

海外現地発ガイド通信

グリム童話の故郷を訪ねる グリム兄弟が幼年時代を過ごした牧歌的な町


掲載日:2009/09/30 テーマ:観光地・名所 行き先: ドイツ / フランクフルト

タグ: 一度は行きたい 街歩き


ドイツ国民の名で建てられた銅像

ハーナウにあるグリム兄弟の銅像。 ハーナウにあるグリム兄弟の銅像。

フランクフルトから電車で20分ほど東にハーナウという町がある。ここはあのグリム兄弟の故郷である。兄弟はドイツの有名な言語学者であり文学者であった。二人の功績をたたえてハーナウ市はマルクト広場に兄弟の記念像を建てた。ドイツ国内から集められた寄付金によって建てられたものなので“ドイツ国民の”名前によって建設されている。コンペでは地元ハーナウの彫刻家ヴィーゼの作品が一位になったが、ヴィルヘルム・グリムの長男でベルリン大学教授のヘルマン・グリムの意見により、三位だったミュンヒェンのエーベルレの作品が選ばれた。1896年に建てられ、高さ6メートル45センチもある堂々とした記念像である。

兄弟が住んでいた館は絵本の挿絵のような家

グリム一家が住んでいた家で、現在は博物館になっている。 グリム一家が住んでいた家で、現在は博物館になっている。

兄弟は兄が6歳、弟が5歳のときにハーナウの近くにあるシュタイナウへ移った。町には「グリム兄弟通り」というメイン通りがあり、観光ポイントは全てこの道沿いにある。最初に現れるのが「メルヒェンハウス」と呼ばれるグリム兄弟博物館。グリム一家が住んでいた官舎で、まさしく絵本から抜け出たような家である。1998年からグリム兄弟の博物館になって、館内には兄弟の生涯や活動、作品などを紹介した展示が見られる。中でも160ヶ国語に翻訳された『子どもと家庭のための童話集』の展示は圧巻である。

小さい町にしては驚くほど立派な城

歴史の深さを感じる立派なシュタイナウ城。 歴史の深さを感じる立派なシュタイナウ城。

シュタイナウは「グリム兄弟通り」の両側にレストランや店が並んでいるだけで、まるで村のようだが1290年かられっきとした町である。それを証すかのように、中心部に大きな城がある。13世紀末にハーナウ方伯の居城として建てられたシュタイナウ城である。16世紀に改築されて今日のルネサンス様式の姿になった。それでも城を取り巻く深い堀やべルクフリートと呼ばれる高い塔などがそのまま残され、中世の面影を伝えてくれる。現在、城はプライベートな部分もあるが敷地内にはいつでも無料で入ることができる。城内は一部が「城博物館」となって公開されており、古い台所など中世の城の生活様式を伝える展示が見られる。グリム兄弟の記念室も設けられている。

城の厩を改造した劇場もある

城の厩を改造した操り人形劇場。子供から大人までみんなが楽しめる。 城の厩を改造した操り人形劇場。子供から大人までみんなが楽しめる。

シュタイナウ城には厩がある。16世紀と18世紀に建てられて全部で4つの建物から成り立っていた。伯爵はそれほど多くの馬や馬車を所有していた。現在そのうちの3つは住居となって市民が住んでおり、一番大きな厩は操り人形劇場になっている。劇場の前はマルクト広場で、向かい側には市庁舎が建っており、広場の中央にはグリム童話の「蛙の王さま」をモチーフにした泉がある。シュタイナウはのどかな田舎町で周辺にはリンゴの木があちこちに植えられ、春には白い花を咲かせ、秋には赤い実をつけている。グリム兄弟のメルヒェンに対する感性もシュタイナウで培われたものと言われ、ここを訪れるとそのことが頷ける。秋は是非、童話の世界を実感できる、グリムの里へ旅立とう。

■Brueder Grimm Haus グリム兄弟の家
Brueder Grimm Strasse 80, 36393 Steinau an der Strasse
電話:(+49)6663 7605

■シュタイナウ城
36396 Steinau an der Strasse
電話:(+49)6663 6843
開館時間:3月から12月中旬までの火、木、土、日、祭日 10時から17時

ハーナウへは、フランクフルトから電車で20分。
シュタイナウはハーナウから各駅停車で30分ほど。シュタイナウ駅から中心部までは徒歩15分。
※シュタイナウSteinau は同じ地名がたくさんあるので注意が必要。正式にはシュタイナウ・アン・デァ・シュトラーセ Steinau an der Strasse という。これは「街道沿いのシュタイナウ」という意味で、中世ではフランクフルトとライプツィヒを結ぶ重要な商業路の街道沿いにあったため、このように呼ばれた。今日では省略してSteinau( Strasse ) と記されている。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2009/09/30)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
エイビーマガジンについて

 

キーワードで記事検索

検索