ランドセルは世界共通ではない?

日本の子どもたちの通学風景に欠かせないのもといえば、まず頭に浮かぶのが「ランドセル」。元々は軍隊で使われていた背嚢(バックパックのようなカバン)からヒントを得たものが改良されて今の姿になったのだそう。機能的で背負いやすく、耐久性もあるのが特徴といえます。日本のランドセルのように、海外でもその国独自の特色ある通学カバンがあります。

国ごとに個性がある、通学カバン事情 国ごとに個性がある、通学カバン事情

ドイツの通学カバンはリュック型が主流

ドイツでは、「Schulranzen」という通学カバンがあります。日本のリュックサックと同じ、箱形のバックパックのような形をしています。日本のランドセルが皮革製のものが中心なのに比べて、ドイツでは軽くて手入れが簡単なナイロン製のものが主流です。そして日本と大きく違うのは。子どもたちに人気のキャラクター柄や、プリント生地が使われているものが多く、とてもカラフル。値段は4000から5000円程度のものがメインの価格帯と、日本と比べるとかなりお手頃です。そのためか、学年が上がるごとに新しいものを買うことも珍しくないそうです。

フランスでは勉強道具の重さが社会問題に?

ところ変わってフランスの通学カバン事情を紹介しましょう。フランスの小中学生用の通学カバンは「Cartable」と呼ばれていて、ドイツと同じくリュックサック型のものが中心に選ばれるようです。ある調査によると、フランスの学校では教科書やノートなどの勉強道具の重さが平均8kg以上にもなるそうで、成長期の子供たちへの健康面を心配する声が医師達から上がっているのだとか。そのため最近では通学カバン売り場に「Valise」という、小型ローラーが付いたキャリーケース型のものが登場し人気が高まっているそうです。毎年新学期前の8月になると、デパートには新学期グッズを売る特設コーナーが出来て、真剣にカバンを選ぶ親子連れを見かけます。さすがモードの国だけあって、キャラクター柄のものやファッションブランドによるデザインのものまで種類豊富に揃っています。

世界の通学カバンを調べて分かったこと

このように文化・習慣・ライフスタイルが違えば通学カバンも変わります。世界の通学カバン事情を調べてみると、小学生のころは背負い式のリュック型が大半を占めるようです。ただし日本の無地,単色中心の統一されたものと違って、柄やアニメキャラクターが入ったものなどが主流だということが分かりました。そういえば以前、旅行中のフランクフルトで、キティちゃん柄の通学カバンを背負っている子どもを見かけて逆輸入のような不思議な気持ちになりました。海外で子どもたちの通学カバンを観察してみるのも、おもしろいかもしれません。