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怖い?かわいい?魔女が勢ぞろいする祭りが面白い!魔女の集会「ヴァルプルギスの夜」


掲載日:2019/04/05 テーマ:祭り・イベント 行き先: ドイツ / ハルツ地方

タグ: おもしろい ファンタジー メルヘン 一度は行きたい 祭り 鉄道


ハルツ地方の魔女祭り

祭りを楽しみにしていたという魔女たち 祭りを楽しみにしていたという魔女たち

魔女といえば、童話や映画に出てくる怖くて時にはかわいいイメージを想像することでしょう。この魔女の集合する祭りに一度は参加してみたいと思う方に是非お勧めしたいのが、ドイツ北東部のハルツ山地で毎年4月30日から5月1日にかけて開催される魔女の祭り「ヴァルプルギスの夜」です。

ハルツ山は、中世の頃から魔女の住む山と言われ、ゲーテやハイネがハルツ地方に滞在したことでも知られます。かつて東西ドイツに分断されていた山地やその周辺は、一般人がなかなか足を踏み入れる事のできないスポットでした。そして東西統一後、自然豊かな同地方は、ハイキングや観光地として新たな注目を浴びるようになりました。

この地方で一番高い1140メートル程のブロッケン山の山頂は晴天の日が少なく、夏でも霧が多く暗い雰囲気に覆われています。山頂に立つと、ここで魔女の集会があったという言い伝えが一気に現実味を帯びてきて、樹木の影から魔女が出てくるのではと思うほど幻想的です。

魔女の街ヴェルニゲロードからスタート

祭りのスタートを告げるヴェルニゲローデ市庁舎前は足の踏み場もないほどごった返し 祭りのスタートを告げるヴェルニゲローデ市庁舎前は足の踏み場もないほどごった返し

現在、ヴァルプルギスの夜の祭りは景観と環境保護のためブロッケン山頂では行われず、山麓のいくつかの街で開催されています。今回は、魔女の街として有名なヴェルニゲローデを基点として魔女たちと一緒に祝いました。

ヴェルニゲロードはあまり馴染みのない街かもしれませんが、色鮮やかな木組みの家並みや尖塔が目印の市庁舎、ヴェルニゲローデ城など観光スポットが多数あります。

街の中心地マルクト広場から目貫のブライテ通りを歩いていると、店先に等身大の魔女や魔女になって空を飛べますよというお茶を販売する謳い文句で人気のお茶専門店、魔女の料理を提供するレストランなどが軒を連ね、まさに魔女尽くしです。

4月30日のお昼すぎ、待ちに待った魔女の祭りが市庁舎前で始まります。壇上に市長さんが登場すると魔女たちの掛け声とともにいよいよ幕開けです。開会の様子やその雰囲気を体験すると、ゾクゾクすること間違いなし。この街がヴァルプルギスの夜に思いを込めているのがひしひしと伝わってきます。

ヴァルプルギスの夜はハルツ狭軌鉄道に乗ってブロッケン山へ

魔女の服は一年かけたオリジナル品を自慢する参加者 魔女の服は一年かけたオリジナル品を自慢する参加者

この日ヴェルニゲローデは魔女に扮した人たちであふれかえります。年に一度のこの祭りのために工夫を凝らしたオリジナルの服やアイデア一杯の装飾品を身にまとい各地から集まってきた魔女たちに圧倒されます。

もともとこのヴァルプルギスとは、疫病や妖術から守ってくれたといわれる聖女の名前に由来しています。でもなぜ、魔女が主役になったのでしょうか。実は、この祭り、春を祝うお祭りだったといい、それがいつしかキリスト教が浸透する中で魔女の集会に変化していったとか。

ちなみにハルツ地方では、ブロッケン山に魔女が集まり宴会を開き、大騒ぎをすると言い伝えがあります。ゲーテの戯曲「ファウスト」に掲載されている「ヴァルプルギスの夜」では、ブロッケン山を舞台としており、一躍有名になりました。

ヴェルニゲローデ市内や城で祭りの雰囲気をたっぷり満喫した後、いよいよメインイベント会場のあるブロッケン山麓の街シールケへ出発です。

この日の特別「魔女列車」に乗るためハルツ狭軌鉄道ヴェルニゲローデ駅が見えてきました。この蒸気機関車は山頂の魔女伝説やブロッケン山の美しい自然を満喫する客になくてはならない足として利用されています。

ブロッケン山の街シールケで魔女パレードを満喫

魔女列車の水城機関車が停車するごとに魔女や悪魔と共にカメラに収める人達が絶えません 魔女列車の水城機関車が停車するごとに魔女や悪魔と共にカメラに収める人達が絶えません

魔女列車が走り始めて車窓を眺めていると、外には風景よりも人だかりが見えてくるではありませんか。この日ならではの特別車の車内には魔女が一杯です。それを見学しようと路線周辺には地元民が集まり、手を振ったりカメラに収めたりしているのです。車内からも歓声が絶えません。しばらくすると樹木の生い茂った森林地帯が続き、1時間ほどでシールケ駅に到着です。

お祭り会場となるクアパークでは中世のマーケットが開かれ、コンサートやダンスなど魔女にちなんだプログラムが目白押し。ハイライトは真夜中。燃え盛るかがり火を囲んで魔女たちが歌い踊り、辺りはいよいよ幻想的な雰囲気に包まれるそうですが、残念なことに天候が一変して大雨に見舞われてしまい中断となりました。

ブロッケン山麓の天候不順はよくあるとわかっていてもなんとも残念です。後ろ髪を引かれる思いで、シールケを去りヴェルニゲローデ市内へもどりました。

一度だけの「ヴァルプルギスの夜」体験でしたが、魔力にかかったのでしょうか、この祭りにすっかり魅せられました。来客も地元民も笑顔一杯、歓声の絶えないこの伝統的な祭りを是非体感したいものです。

インフォメーション

こんなかわいい悪魔に遭遇。無邪気な笑顔がたまりません こんなかわいい悪魔に遭遇。無邪気な笑顔がたまりません

ヴェルニゲローデ観光局
https://www.wernigerode-tourismus.com/  
Wernigerode Tourismus GmbH
Marktplatz 10
38855 Wernigerode
Tel. 03943 - 55 378 35
Fax 03943 - 55 378 99
info@wernigerode-tourismus.de

シールケのヴァルプルギスの夜
www.die-walpurgis-schierke.de

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2019/04/05)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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