page top

出発エリアをに変更しました。

海外旅行の検索・比較サイト|エイビーロード
AB-ROAD
ドイツ・ハイデルベルク・お酒・バーの現地ガイド記事
RSS

海外現地発ガイド通信

ドイツにも体育会系が存在する?!そんな学生が集まる居酒屋に行ってみよう


掲載日:2008/08/27 テーマ:お酒・バー 行き先: ドイツ / ハイデルベルク

タグ: バー・パブ


中世からの伝統を守る学生団体がドイツに

ハイデルベルクには学生組合の居酒屋があちこちに ハイデルベルクには学生組合の居酒屋があちこちに

先輩の命令には絶対に服従。こんな日本の体育会のような伝統は我が国固有のものかと思っていたら、ドイツにも似たような組織を発見! シュトゥデンデンフェアビンドゥング(学生団)という、日本の県人会のような体育会のような組織である。ドイツの大学町を訪れると、時々肩からストライプの襷を掛けた若者を見かけることがある。なんだろう、と思っていたら、彼らは学生団に所属する学生たちだった。大学の町ハイデルベルクには、彼らが拠点にしている居酒屋もある。

不条理な命令にも無条件で従っていた

学生団が拠点としていた「ツーム・ローテン・オクセン」 学生団が拠点としていた「ツーム・ローテン・オクセン」

学生団には名前が付けられており、ドイツの地方名や外国の都市名などが多い。現在学生団に所属しているドイツの学生は全体の2〜3%、と少ない。昔は、丁度日本の体育会のように、先輩の命令には無条件で従わねばならなかったらしい。聞いた話では、先輩が靴を磨けと命令すれば新人はすぐに先輩の靴を磨いたとか。今でも学生の集まる居酒屋には、靴を磨いている絵を見かけることがある。学生団に入るメリットはそれなりにあり、条件の良い下宿先を斡旋してもらい、食事やお酒を奢ってもらうこともしばしば。卒業してもOBとして学生団と繋がっていられる

こんな組織はどうやって形成されたのか

もちろん学生以外の地元の人にも愛されている もちろん学生以外の地元の人にも愛されている

18世紀初頭、ナポレオンがドイツに侵略した。フランスのドイツ支配によってドイツの学生たちに祖国愛と民族意識が目覚め、そこからブルシェンシャフトという学生組織が生まれる。熱狂的な愛国心から右翼的とされがちだが、本来は純粋な愛国精神に基づいたもの。19世紀前半までこの学生組織は一般的な風習だった。それが次第に薄れてきたので、大学生の伝統を残していこう、と新たな学生団が生まれた。彼らは揃いの帽子をかぶり、色分けされたストライプの襷を掛けていた。それぞれに行きつけの酒場があり、そこで学生歌を歌って仲間と交友を深めた。

学生団の拠点となった居酒屋

内部には歴史を物語る写真がたくさん 内部には歴史を物語る写真がたくさん

ハイデルベルク城を見上げる町の中心に「ツーム・ローテン・オクセン」という、学生たちに好まれている居酒屋がある。居酒屋と言っても立派なレストランで、常に観光客でいっぱいだ。店の名は「赤い牡牛」という意味なので、外壁には赤い牡牛のレリーフが飾られている。1703年にシュペンゲル家が創設して以来、ずっと同じファミリーによって受け継がれている。ここでは毎晩ピアノによってドイツの学生歌などが演奏され、歌を知っているドイツ人たちは一緒に口ずさんでいる。歌を知らない外国人も、一緒になって雰囲気を楽しみ、隣の席に居合わせた人たちと直ぐに親しくなってしまう。旅行中に本場の学生の雰囲気を味わえる絶好のチャンス! ハイデルベルクにある、いわゆる「学生居酒屋」の中でも「赤い牡牛」は最も古い居酒屋の一つなのだ。この独特な雰囲気を、ハイデルベルクで体験しよう。

【関連情報】

■ Zum Roten Ochsen ツーム・ローテン・オクセン
住所:Hauptstrasse 217(Am Karlsplatz), 69117 Heidelberg
電話:(+49)6221-20977
営業時間:月曜日から土曜日11:30から14:00、17:00から24:00まで
      日曜日11:30から14:00まで
定休日:祝日

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/08/27)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
エイビーマガジンについて

 

キーワードで記事検索

検索