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海外現地発ガイド通信

波乱万丈バイエルン王たちが過ごした、癒しの宮殿ニュンフェンブルク城


掲載日:2007/10/26 テーマ:城・宮殿 行き先: ドイツ / ミュンヘン

タグ: 宮殿 建築


ミュンヘン中央駅から15分で現れる楽園

一年中どの季節に行っても景色を楽しめるニュンフェンブルク城 一年中どの季節に行っても景色を楽しめるニュンフェンブルク城

ミュンヘンの市内から約15分程離れた場所にニュンフェンブルク城は広大な庭園と共に静かに姿を現す。絶対王政の17世紀は、権力を示す城の建設がどこでも盛んであった。このニュンフェンブルクは1664年、やっと授かった子供を祝福してフェルディナント・マリア侯が妃アーデルハイトのために造った夏の別荘である。ノイシュヴァンシュタイン城が豪華でメルヘンの城であるのに対し、ニュンフェンブルク城には優雅さや気品を感じる。左右対称に建てられたバロック様式の建物だが、歴代王によって増築、改築がなされたため、今残っている城はバロックのみならず、次の時代のロココ様式も取り入れられたヨーロッパ建築を堪能できる姿になっている。

メルヘン王ルードヴィヒ2世もこの城で誕生

全体を覆う緑の色がなんとも絶妙で美しい 全体を覆う緑の色がなんとも絶妙で美しい

シュタイネルネ・ザールSteinerne Saalという入ってすぐの大広間はロココ式であり、ヨーハン・ツィンマーマンによるフレスコ画『女王フローラに敬意を表するニンフ』が大広間中を包み込む。漆喰細工の豪華さにも目を奪われる。ノイシュヴァンシュタイン城を建てたルードヴィヒ2世が誕生した「妃の寝室」は深い緑色で統一され、天井付ベットの生地の質感が落ち着きをもたらす。ここであのメルヘン王ルードヴィヒ2世が誕生したのか、と思うととても考え深い。ルードヴィヒ2世も、その次に国王となるオットーも精神病に悩まされることになるとは、誰も想像しなかったに違いない。

芸術も女性も美しいもの好きなルードヴィヒ1世

庭園では憩いの場として散歩を楽しむ地元の人の姿も見られる 庭園では憩いの場として散歩を楽しむ地元の人の姿も見られる

この城でも人気がある部屋の一つに美人画ギャラリーがある。ルードヴィヒ2世の祖父に当たるルードヴィヒ1世は美術や建築に関心があり、それら芸術活動の推進に励む一方、大の美人好きでもあった。美人もコレクションするのが趣味。彼は自分の気に入った美女たちを次々と画家に描かせ、今でもこの美人画ギャラリーには36点の肖像画が飾ってある。その中で注目されているのがローラ・モンテスの絵。ローラ・モンテスの名は他でも聞いたことがあるかもしれない。彼女は19世紀ヨーロッパで一番スキャンダルの多い高級娼婦であり、ルードヴィヒ1世が退位することになったのも、彼女との問題が原因であった。しかしここに飾られているローラの絵は透き通るように美しく、高級娼婦という名前をどこからも想像できないような純粋な表情を浮かべ、今でも観客を和ませている。

黄金の馬車の光と影

ルードヴィヒ2世婚礼用の馬車。他にも様々な馬車が展示されている ルードヴィヒ2世婚礼用の馬車。他にも様々な馬車が展示されている

宮殿の南翼にあるうまや博物館では、ルードヴィヒ2世の結婚式用に造られた馬車などが飾られている。彼は直前になって婚約を破棄。この豪華過ぎる程煌びやかに輝く馬車を見ていると、その影の大きさも考えざるを得ない。最後は庭園をゆったりと散歩することをお勧めする。ニュンフェンブルク城の庭園には狩猟用に建てられた離宮アマリエンブルクや室内浴場のあるハーデンブルクが点在し、それらを見るのも楽しみの一つ。フランス人造園師によって設計された広大な庭園は今でも人気があり、晴れた日は池が太陽を反射させて、お城を自然と飾りたてる。このお城には、訪れた後になぜか必ず誰かに勧めたくなる魅力がある。

【関連情報】

■Schloss Nymphenburg(ニュンフェンブルク城)
住所:Schloss Nymphenburg,Eingang 19 80638 Munchen
電話:(49)89 1 79 08-0
開館時間:4月〜10月15日まで9:00〜18:00,10月16日〜3月まで10:00〜16:00
入場料:大人5ユーロ、割引4ユーロ
交通:ミュンヘン中央駅からトラム17番で約15分。Schloss Nymphenburg駅下車。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/10/26)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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