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海外現地発ガイド通信

シシィファンには見逃せないエリーザベト皇妃博物館


掲載日:2017/06/08 テーマ:美術館・博物館 行き先: ドイツ / ミュンヘン

タグ: ひとり旅 博物館 歴史


バイエルンにある知られざるシシィ博物館

博物館の前にはエリーザベト皇妃の銅像が立っている 博物館の前にはエリーザベト皇妃の銅像が立っている

オーストリア皇妃エリーザベトの博物館はウィーンのホーフブルク内にある「シシィ博物館」が有名だ。彼女の生涯が詳しく紹介され、数々の遺愛品が展示されている。王宮内部にある立派な博物館に比べると、こちらは小さなプライベートコレクションという感じがするが、シシィのファンにとって非常に興味深いであろう。ウィーンでは見ることのできない写真や資料が多く、彼女の生い立ちを知るうえで欠かせない博物館である。この博物館は、ミュンヒェンからSバーンという近郊電車で30分ほどのポッセンホーフェンという小さな駅の駅舎内にある。ドイツの田舎駅は殆どが無人で、プラットホームがあるだけの場合が多い。ところがここには立派な駅舎がある。その訳は、この村に皇妃エリーザベトの実家があったからだ。

湖畔に佇むエリーザベトの城

シシィが走り回った広い庭を持つポッセンホーフェン城 シシィが走り回った広い庭を持つポッセンホーフェン城

バイエルン王家の血を引くエリーザベトは、ヴィッテルスバッハ家のマクシミリアン公爵の次女として1837年にミュンヒェンの館で誕生した。公爵は都会を嫌い、真冬の間を除いて1年のほとんどを家族と共にこのポッセンホーフェンにある城で過ごした。ミュンヒェンの生家は大戦で破壊されてしまったが、シュタルンベルク湖畔のポッセンホーフェン城は今も当時の姿を留めている。城は1980年代に内部だけ改装され、現在はプライベートな館となっている。そのため屋敷内には入れないが、外観はどこからでも眺めることができる。庭はかつてシュタルンベルク湖まで続いてプライベートビーチがあったが、現在は湖に沿って2haがバイエルン州に寄贈されて散歩道になった。この道からエリーザベトが育った城と広い庭をゆっくり鑑賞することができる。

駅舎博物館には貴重な資料がたくさん

バイエルン南のテーゲル湖で挙式したマクシミリアン公爵とバイエルン王女のルドヴィカ(シシィの母) バイエルン南のテーゲル湖で挙式したマクシミリアン公爵とバイエルン王女のルドヴィカ(シシィの母)

ポッセンホーフェン駅舎は1865年にバイエルン王ルードヴィヒ二世によって建設された。駅舎の内部は飾りのある漆喰壁で覆われている。エリーザベト皇妃が初めてこの駅に降り立ったのは4年後の1869年だった。以後、エリーザベト専用のサロン列車で度々訪れてサロンで一休みした後、馬車でポッセンホーフェン城へ向かった。ノイシュヴァンシュタイン城を建設したことで知られているルードヴィヒ二世のベルク城もシュタルンベルク湖畔にあり、エリーザベト里帰りの折にはルードヴィヒもベルク城にやって来た。二人は仲が良く、シュタルンベルク湖の小さな島ローゼンインゼルでしばしば語り合っていた。駅舎内の博物館には、ローゼンインゼルで語り合う二人の様子を描いた絵も見ることができる。

夏場の週末にミュンヒェンに居るなら足を延ばそう

変わり者だったが極めて教養が高かったマクシミリアン公爵 変わり者だったが極めて教養が高かったマクシミリアン公爵

博物館内にはエリーザベトの両親の肖像画や兄弟たちの写真など、マクシミリアン家ゆかりの品々が多く見られる。エリーザベトの母ルドヴィカの肖像画を初めて見た。父のマクシミリアン公爵は変わり者と伝えられているが、なかなかのハンサムでさぞかしモテたであろう。エリーザベトの姉でフランツ・ヨーゼフ皇帝とお見合いをしたヘレーネの写真もある。見合いの席についてきたエリーザベトに皇帝が一目惚れしたため婚期を逃したが、後にヨーロッパの郵便ネットワークを作り上げたトゥルン・ウント・タクシス家の御曹司と結婚した。その彼の写真もある。ミュージアムショップにはシシィグッズも売られている。ポッセンホーフェン城までは徒歩10分。シュタルンベルク湖観光を兼ねて、ポッセンホーフェンを訪れてみよう。

データ

ミュージアムショップのシシィグッズ ミュージアムショップのシシィグッズ

エリーザベト皇妃博物館ポッセンホーフェン
Kaiserin Elisabeth Museum Possenhofen
住所:Bahnhof Possenhofen
Schlossberg 2, 82343 Poecking
開館時間:5月1日から10月15日の金・土・日・祭日のみ 12:00〜18:00
入館料:4ユーロ
アクセス:ミュンヒェン市内からSバーンのS6、Tutzing行きに乗車。
     Possenhofen下車
ホームページ:http://www.kaiserin-elisabeth-museum-ev.de/

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2017/06/08)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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