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世界遺産都市レーゲンスブルク、見逃せない教会たち


掲載日:2018/11/22 テーマ:観光地・名所 行き先: ドイツ / レーゲンスブルク

タグ: 一度は見たい 教会 歴史


教会また教会、修道院また修道院

古い建物が残るレーゲンスブルクでも、さすがにロマネスクの入り口は、見応えあります。これは、聖ヤコブ(ショッテン)教会の入り口です。 古い建物が残るレーゲンスブルクでも、さすがにロマネスクの入り口は、見応えあります。これは、聖ヤコブ(ショッテン)教会の入り口です。

文豪ゲーテが、30代の頃この街を訪れたのは、18世紀後半のこと。
その時に書いた「イタリア紀行」の冒頭には、レーゲンスブルクについても触れています。
そこで、ゲーテは、「教会また教会、修道院また修道院」とレーゲンスブルクを表現しました。それ程旧市街内には、教会と修道院がたくさんあるのです。
実際歴史博物館で、1430年頃の様子を見てみると、あっちにもこっちにも教会と修道院がひしめき合っています。ゲーテが来たときは、教会が世俗化される前の事ですから、今よりもさらに、「教会また教会、修道院また修道院」だったことでしょう。

教会建築は奥が深いなあ、と思います。造られた時代によって、それぞれの教会にそれぞれの楽しみ方があります。
事前に少しでもチェックしておくと、どこに注目すべきかが分かり、より楽しめると思います。

教会に行く際の注意です。
男性は、お手数でも脱帽してください。女性は、夏場でも露出度の高い洋服は出来るだけ避けましょう。
写真撮影は、三脚不可です。またミサの最中は、観光として立ち寄るのはお避けください。

聖ヤコブ教会、ショッテン教会

聖ヤコブ教会の内部。ロマネスク様式の珍しい教会。床がすり減っているところなど、詳細もみて欲しい教会の一つです。 聖ヤコブ教会の内部。ロマネスク様式の珍しい教会。床がすり減っているところなど、詳細もみて欲しい教会の一つです。

アイルランドからたくさんの宣教師がきた12世紀半ばに、ドイツにはあちこちにショッテン教会が造られました。ショッテン教会というのは、アイルランド人修道士が造ったからです。アイルランドは、当時小さなスコットランドと呼ばれていたようで、そのドイツ語表現から来た名前です。
レーゲンスブルクのショッテン教会である、聖ヤコブ教会は、1070年頃から造られ始めました。場所は、旧市街の南西の方。中心地より少し離れていますが、ここのロマネスクの入り口は、必見です。15年ほど前までは、雨風に晒されていましたが、今では保護のため、ガラスで覆われています。
内部は細長くシンプルです。
とっても古い時代のもの。団体観光客は、ここまで脚を運ぶ時間がありませんが、個人旅行で行かれるなら、是非行って欲しい教会です。

ノイプファー広場の脇にひっそりとある、聖カシアン教会

行きやすい場所にあるにも関わらず、あまり注目されていない教会。聖カシアン教会。外見はシンプルすぎるほどシンプルですが、内部は素晴らしい。 行きやすい場所にあるにも関わらず、あまり注目されていない教会。聖カシアン教会。外見はシンプルすぎるほどシンプルですが、内部は素晴らしい。

広場の中心には、プロテスタントの教会、ノイプファー教会があります。が、ここで注目するのは、普段忘れられがちな聖カシアン教会の方。そこに教会がある、と言われないと見つけられないくらいさりげない外観なのです。
実はこれ、レーゲンスブルクに存在する「市民のための教会」の中で一番古いもので、885年に建てられました。そう、なんとカロリング朝時代のものなのです。
891年にあった大火災で唯一残ったと言われる建物ですが、その後、12世紀、13世紀に増築されたり、その後の火災で修復されたりしていますので、現在の外壁の半分程度が13世紀のものと言って良いと思われます。
排気ガス、埃と湿気で、状態が非常に悪くなったため、2007年から8年間と660万ユーロをかけて改築が行われ、現在に至っています。
ロマネスク様式のバジリカが基本となっているものの、内部はロココ様式になっています。
見所は、キリストが描かれた絵と、身廊の天井及び壁にあるフレスコ画及び、祭壇に飾られたマドンナの彫刻。
また、この教会に関わる62の奇跡が伝えられています。

アルテカペレ

アルテカペレは、ミサの時以外は、内部を自由に歩けないようになっています。鉄格子越しにみるのが不満であるなら、狙うのは、ミサが終わったばかりの時間帯。 アルテカペレは、ミサの時以外は、内部を自由に歩けないようになっています。鉄格子越しにみるのが不満であるなら、狙うのは、ミサが終わったばかりの時間帯。

聖カシアン教会に対し、貴族の洗礼教会として造られたのが、このアルテカペレです。場所は、大聖堂の南東。もともとバイエルン州で最も古い貴族と言われるアギロールフィンガー家が住んでいた地区にあります。
塔が独立したタイプの教会で、外見はさりげないのですが、内装は、18世紀にアザム兄弟によってロココ様式で仕上げられています。アザム兄弟は、バイエルン州では非常に有名な人。たくさんの素敵なロココ建築を残しています。
この近辺には、大聖堂の他にも、聖ウルリヒ教会(現在は博物館)、カメリッテン教会、ニーダーミュンスター修道院(現在博物館として利用)、ミノリッテン教会(現在は歴史博物館の一部として)があります。

プロテスタントの教会、30年戦争中に建てられた三位一体教会

残念ながら工事中。でも、街の中心部にあることもあり、一度足を運ぶ価値あり。 残念ながら工事中。でも、街の中心部にあることもあり、一度足を運ぶ価値あり。

レーゲンスブルクは、今でこそカトリックですが、150年間、プロテスタントの街でした。
この教会は、南ドイツにある最も古い、(新築の)プロテスタントの教会、ということになります。かつ、神聖ローマ帝国の新築として建てられた教会の中では最古のものになります。1627年から4年半をかけて建てられました。
当時のヨーロッパはお金がなく、カトリックの教会を改造して、プロテスタントの教会を造るのが一般的であった中、この三位一体教会(Dreieinigkeitskirche)は、新築です。昔からそこにあったかのように、わざと古目の建築様式をも取り入れているそうです。ロフトには、トゥルン・ウント・タクシス家(公爵一家)のための場所も設けられおり、オリジナルの机や椅子もある他、塔に登れば旧市街を見渡すことができます(塔は3月最後の週末から10月最後の週末までの午後に登ることが出来ます)。
2008年から2013年までの5年間と350万ユーロをかけて、内装を大掛かりに整えたばかりですが、その後天井の一部が落ちてきたため、現在工事中。しかし、これが完成すれば、再びレーゲンスブルクで欠かせない教会に仲間入りです。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2018/11/22)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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