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ドイツ・レーゲンスブルク・美術館・博物館の現地ガイド記事
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海外現地発ガイド通信

新規オープン!現代的な博物館、バイエルン州歴史博物館


掲載日:2019/08/09 テーマ:美術館・博物館 行き先: ドイツ / レーゲンスブルク

タグ: ためになる 新しい 博物館 歴史


新しい観光スポットとなるか!?

博物館入口付近。ドナウ川と旧市街の景観を崩すと、市民からあまり歓迎されていなかったものの、 博物館入口付近。ドナウ川と旧市街の景観を崩すと、市民からあまり歓迎されていなかったものの、

今回ご紹介するのは、まだまだ出来たてホヤホヤの博物館。
普通博物館を開設するのに、計画から数えると10年はかかると言われています。2011年に考案され、開館にこぎつけるまでに8年間という超スピード。しかも2017年の建築途中に、火災に遭遇するというハプニングがあったにも関わらずです。
200年を遡って、バイエルンについて知ることができる博物館です。

「バイエルン州」の博物館であるので、立地場所としては、いくつかの候補地の中から選び抜かれたレーゲンスブルク。今ではバイエルン州で4番目に大きな町、ではありますが、歴史的に見ると、非常に大切な地位を占めていたからこそです。

旧市街の端に建設されましたが、豪華客船の船着場近くに当たるので、船でこの町を訪れる団体客にとっては、とても便利な場所です。

華やかなオープンとその賑わい振り

ミュンヘンのオクトーバーフェストで実際に使われていたライオンの像。 ミュンヘンのオクトーバーフェストで実際に使われていたライオンの像。

2019年6月5日にオープンしたばかりのこの博物館。開館の9時の時点では既に長蛇の列が出来ており、最初の2時間で既に600人もの来館があったそうです。そして初日だけで3500人、最初の3週間ちょっとで、なんと15万人を数えたと言います。
新しいからというのに加え、普段5ユーロの入館料が、6月一杯は無料であったことも、この賑わい振りの理由の一つでしょう。
6月中旬には、バイエルン州では二週間の休暇もあり、博物館に出掛けやすい環境にもありました。わたしは敢えて休暇期間を避け、平日午前に出かけてみたのですが、オープンしてちょうど3週間目の日、開館時間より10分ほど遅れて到着してみれば、既に行列が出来ていました。常設展に行くためのエレベーターの前で、警備の人が人数制限を行っていたからですが、改めてその盛況ぶりを実感することとなりました。

現代の技術を取り込んだモダンな博物館

360度パノラマのスクリーンに映し出される映像。常設展で過去200年の歴史を見ることができるが、この映像では過去2000年にわたる話がくり広がる。 360度パノラマのスクリーンに映し出される映像。常設展で過去200年の歴史を見ることができるが、この映像では過去2000年にわたる話がくり広がる。

タブレットを使って、自由に情報を求めたり出来たり、自分で端末操作をすることで、より詳しい情報に辿り着いたりする、そんなモダンな博物館です。

昔を知らない子供たちが昔のバイエルンを知るためにも、非常に良い博物館ですし、昔を懐古する年配の方にとっても、面白い博物館だと思います。この端末操作は、人によっては難しかったり厄介に思えたりするかも知れません。その一方で、普段、そんな端末に触れることのほとんどない高齢の方でも、タッチスクリーンという現代の技術を使ってみる、良い機会でもあります。わからないことがあれば、係の人に声をかけて手伝ってもらえます。

360度のパノラマスクリーンで、ドラマ仕立ての映像を見ながら、レーゲンスブルクの2000年の歴史に触れることが出来る、そんなコーナーもあります。常設展の最後、ドイツでも最大のガラスをはめ込んだという窓があります。ここからはレーゲンスブルクの旧市街を眺めることが出来るのですが、高さはあまり高くありませんでした。

今後の「バイエルン州歴史博物館」の展望

第二次世界大戦で使われたアメリカ軍の車。背景は、敗退したニュルンベルクのパネル 第二次世界大戦で使われたアメリカ軍の車。背景は、敗退したニュルンベルクのパネル

王様、政治、経済、戦争、自然、スポーツ、生活、などなど取り扱う範囲も広く、じっくり見るのに耐えられるだけの内容を持った博物館です。
開館したばかりの今、館内はかなり窮屈ですが、もう少し人の波が落ち着いたら、途中で座って休憩できる場所が増えることを期待します。

2020年以降は、別館として公文書館もオープン。夏には、オンラインでもそれに加わります。

そして、まだ起動に乗り始めたばかりのこの博物館には、大きな期待がかけられています。バイエルン州の各地で、毎年場所を変えながら、大きな展覧会が行われていますが、2019/20年のテーマは「1000年の歴史に眠る100の財宝」。それが、レーゲンスブルクのこの新しい博物館を会場として開かれることになっています。5月から11月までの開催で、10万人が訪れることを予測したものですので、それに向けてもまだまだ課題が残されているようです。

そして、その展覧会もまだ行われてもいませんが、さらにその先2023年には、バイエルン州とチェコの友好をさらに深めるための一企画として、バロックをテーマにしたものも計画されています。

大きな期待を背負った博物館、と言えそうです。

基本情報

ミュージーアム・レストラン。雲一つない晴天のとある日、ドナウの風を浴びながら。 ミュージーアム・レストラン。雲一つない晴天のとある日、ドナウの風を浴びながら。

【住所】Donaumarkt 1, 93047 Regensburg

【入館料】大人: 5,00ユーロ、シルバー、団体(15名以上): 4,00ユーロ、18歳以下の子供、重度障害者、30歳以下の学生: 無料
上に紹介した360度パノラマスクリーンでの上映は、原則無料で見ることが出来ます。

尚、2019年9月から2020年3月までのバイエルン州展覧会では、常設展でのコンビチケットが、大人: 10,00ユーロ、シルバー、団体(15名以上): 8,00ユーロ、18歳以下の子供、重度障害者、30歳以下の学生: 無料となります。ご注意ください。

【開館時間】 9:00-18:00(月曜日は休館日)

素敵なミュージーアム・レストランも併設されています。
バイエルン州の博物館だけあり、普段レーゲンスブルクではあまり見かけない醸造所のビールもあります。天気が良い日は、ドナウ川に面したテラスで。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2019/08/09)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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