- 西谷ゆうか
- ドイツ・ローテンブルク3年目、「Ekuko's Wine&Gift Shop」勤務。世界各国からの観光客に囲まれて楽しくにぎやかな日々を送りながら、いかに楽しく安く贅沢に旅行できるかを日々研究中!!絶対行きたいドイツの魅力を紹介していきます。ローテンブルクで皆様に出会えることを願って・・・
出発エリアをに変更しました。
一度空から見てみたい旧市街の全景。左を向いたタツノオトシゴに見えませんか?
ローテンブルク旧市街は城壁に囲まれています。現在の城壁は14世紀末の町の防備拡張工事の際に作られたもので、それ以前の町はもうひと回り小さくかったようです。
今でもアルターシュタットグラーベン(Alter Atadtgraben)「古いお堀」という通り名や見どころのひとつとなっているマルクス塔(Markusturm)、プレーンライン(Ploenlein)などで昔の町の面影を知ることができます。町を拡張して現在の形になっているので、旧市街の全景はとってもいびつ!!上空からの写真や地図で見るとまるでタツノオトシゴのような形をしています。
城壁からは「旧鍛冶屋さん(Alte Schmiede アルテシュミーデ)」の姿も!!
この城壁、なんと上って歩くことができるようになっているのです。北のクリンゲン門(Klingentor)から南のシュピタール門(Spitaltor)の少し先まで、町のほぼ4分の3を網羅し、その間12ヶ所の門や塔で自由に昇り降りができます。
この城壁けっこう高さがあるので、階段を降りる時は思わず足がすくんでしまいそうになります。赤い屋根の町並みを上から一望できるのはもちろんのこと、表通りからは見ることの出来ない中庭に、この町の人々の着飾らない普段の生活を垣間見ることができるかもしれません。
城壁に刻まれている寄付者の名前。何m分寄付したかがわかるようになっているのも面白い
ローテンブルクは第二次世界大戦で町の40%を喪失する大きな被害を受けました。今日あるこの美しい町並みは、多くの人々の寄付によって蘇ったおかげなのです。
その、世界中からの寄付者の名前が城壁に刻まれています。ひとつひとつ辿っていくと、日本の会社や個人の名前の多さに驚かされることでしょう!海外で同胞の功績を見つけるとなんだかうれしくなりませんか?日本の会社や個人の名前は、レーダー門(Roedertor)からシュピタール門までの間に多く刻まれているので、是非この区間を歩いてみてください。知ってる人や会社の名前があるかも?!
城壁が美術館に早変わり?!フりーマーケット感覚で見物しました
先日、クリンゲン門周辺の城壁で、とあるイベントが開催されました。その名もクンスト・デァ・マウアー(Kunst der Mauer)「壁の芸術」!!近隣の画家グループがそれぞれ作品を持ち寄って城壁内側に展示、地元の音楽バンドを呼んでチーズと赤ワインで見物客をおもてなし。観光客も地元の人も入り混じってこのユニークな展覧会を楽しみました。
絵画と音楽とワイン、芸術の3点セットに舞台が城壁なんて、ちょっと贅沢な気分ですよね。こうしたイベントは不定期に行われています。マルクト広場のツーリストインフォメーションを覘いてみて下さい。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/07/20)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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