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海外現地発ガイド通信

3.25リットルのワインを「一気飲み」して、町を救った男


掲載日:2007/08/17 テーマ:観光地・名所 行き先: ドイツ / ローテンブルク

タグ: おもしろい ワイン 名物


ローテンブルガーの誇り「ゲオルク・ヌッシュ(Georg Nusch)」

ローテンブルク見どころのひとつ、マルクト広場の仕掛け時計。派手な動きではないのでじっくりと見て ローテンブルク見どころのひとつ、マルクト広場の仕掛け時計。派手な動きではないのでじっくりと見て

マルクト広場正面にあるピンク色の建物・市参事宴会場(1階はツーリストインフォメーション)では毎日11時〜15時と20時〜22時の仕掛け時計が大人気。毎時多くの観光客に見守られるこの仕掛け時計の右の窓で、ワインの大杯を一気飲みするのがゲオルク・ヌッシュ。ローテンブルクの元市長です。
彼がなぜ、仕掛け時計のモデルになるほどに有名になったのか、その謎に迫っていきましょう。

帝国自由都市の危機〜三十年戦争〜

毎年5,6月に行われるお祭りマイスタートゥルンク(Meistertrunk)のパレードより 毎年5,6月に行われるお祭りマイスタートゥルンク(Meistertrunk)のパレードより

時は1631年、三十年戦争の最中、プロテスタント側についた帝国自由都市ローテンブルクは、ティリー将軍率いるカトリック軍に包囲され、応援のスウェーデン軍の到着を今か今かと待っていたものの抵抗むなしく町は陥落、ヌッシュ市長は降伏の白旗を掲げました。ティリー将軍は勝利の行進をし、ローテンブルクの町は焼き払らわれる運命に、市参事達も斬首刑が決定となってしまいます。
翌日の宴の席で、ワイン貯蔵庫管理人の娘の思いつきで、市参事会はティリー将軍に地元の特上ワインを3.25リットルも入る大杯になみなみと注いで差し出しました。

運命を賭けた一気飲み

マイスタートゥルンク(Der Meistertrunk)の歴史劇より、一気飲みをするヌッシュ マイスタートゥルンク(Der Meistertrunk)の歴史劇より、一気飲みをするヌッシュ

すると、ティリー将軍が「もしこの中でこの大杯いっぱいのワインを一気飲みできるやつがいたら、おまえ達の罪をすべて忘れてやろう」と言い出したのです。
そこで市長のヌッシュが決死の覚悟で名乗り出て「カトリックもプロテスタントも神の前では皆兄弟。皆愛すべき神の心を持っている」と言い、見事に3.25リットルのワインを一気に飲み干しました。
とはいえ大杯、飲み干すのに10分かかったと言われています。ヌッシュの心意気に感銘を受けたティリー将軍は、約束どおり市参事たちの斬首刑を取りやめ、ローテンブルクの町は救われたというお話。

その後のヌッシュ市長は?現在のローテンブルクで彼の足あとを探そう!

歴史劇より。ヌッシュのおかげで町が救われ喜ぶ市民達 歴史劇より。ヌッシュのおかげで町が救われ喜ぶ市民達

3,25リットルものワインを一気飲みしたヌッシュ市長は、その後3日間昏々と眠り続けたそうです。この一連の歴史的出来事はマイスタートゥルンク(Der Meistertrunk)と呼ばれています。今でもローテンブルクの人達はこの勇敢な元市長ヌッシュに敬意を表し、年に数回市民による歴史劇とパレードが行われています。代表的なのが毎年5,6月の同名のお祭りと8月末の帝国自由都市祭(Reichsstadt-Festtage ライヒスシュタットフェストターゲ)です。このお祭りの時には当時の衣装に身を包んだ人達を町のあちこちで見かけます。運がよければ、ヌッシュ元市長にも出会えるかも?!
さて、お祭り以外でもヌッシュ元市長に会えるチャンスがあります!それは、仕掛け時計。こちらは毎日見られますので、ローテンブルクにお越しの際にはお見逃しなく!

【関連情報】

■ マルクト広場の仕掛け時計
時間:毎日11時〜15時と20時〜22時の8回

見物するには?
町の中心マルクト広場中央付近で時計の両脇の窓を見つめていてください。仕掛け時計の時間には大勢の観光客がマルクト広場に集まります。なるべくいい場所を確保しましょう。

内容
00分を告げる鐘と共に時計両脇の窓が開きます。左側の窓にはティリー将軍、右側の窓にヌッシュ市長がいます。ティリー将軍は勇ましい形相でヌッシュを急かし、ヌッシュは時間をかけてワインの大杯を一気に飲み干します。動きがとてもゆっくりなので、目を離さずにしっかり見てくださいね。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/08/17)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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