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海外現地発ガイド通信

シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテとは黒い森地方のチェリーケーキ


掲載日:2017/09/12 テーマ:カフェ・スイーツ 行き先: ドイツ / シュヴァルツヴァルト

タグ: おいしい カフェ スイーツ


ドイツ西南部で生まれたチョコレートと生クリームのケーキ

ウチのシュヴァルツヴェルダーは天下一品だよ、と自慢するグマイナー氏 ウチのシュヴァルツヴェルダーは天下一品だよ、と自慢するグマイナー氏

サクランボで作るケーキはどれもチェリーケーキに違いないが、黒い森地方のチェリーケーキは、チョコレートスポンジの間にホイップクリームを挟み、リキュール漬けチェリーを入れてさらに全体にチェリー酒を振りかけている特別なケーキのこと。シュヴァルツ(黒)ヴァルト(森)地方で生まれたキルシュ(サクランボ)トルテ(ケーキ)なのである。チェリー酒のことをキルシュヴァッサーと呼ぶ。これが入っていないと本物ではない。スポンジ部分にもホイップクリーム部分にもチェリー酒が入っている。それならさぞかしお酒の味がするであろう、と想像するが、意外とそうでもない。キルシュヴァッサーはさほど強いリキュールではなく、このケーキで顔が赤くなったりすることはまずない。

バーデン・バーデンで100年以上も前から続く老舗のケーキ店

チョコレートを削っているのは、森の中の落ち枝を表している チョコレートを削っているのは、森の中の落ち枝を表している

シュヴァルツヴァルトの北端にある高級保養地バーデン・バーデン。この町の老舗カフェ・ケーニヒは町で一番有名とも言えるコンディトライ(ケーキ屋)だ。現在のオーナーは4代目のフォルカー・グマイナー氏。先祖代々続いている店ではなく、20世紀初頭にツァブラーという人が始めたケーキ店だった。大二次世界大戦後にケーニヒという人がその店を買ってカフェ・ケーニヒという名前にした。店は大繁盛していたが、後継ぎがなかったため店を売る。その店を買った人は、そのままカフェ・ケーニヒの名前で受け継いだ。そしてグマイナー氏が2003年にカフェ・ケーニヒを受け継いで今日に至っている。つまり100年以上前から色々な人に受け継がれてきたカフェなのである。

本物のシュヴァルツヴェルダーは倒して出される

イチゴをふんだんに使ったケーキがたくさんある イチゴをふんだんに使ったケーキがたくさんある

サクランボはドイツの至る所にあるがシュヴァルツヴァルトは特に多い。シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテはスポンジもクリーム部分も非常に柔らかいため、一人分にカットしたものを小皿に移すとき立たせることができず、寝かした状態で出てくる。これが本物のオリジナルトルテだ。美しい立ち姿をしていたら、それは作り方が本格的ではない。カフェ・ケーニヒでは直径26センチの丸いケーキを14等分にするという。どのようにカットするのだろうか。半分に切ったものを7等分するのは難しいと思うのだが、ホールケーキにはちゃんと14個のチェリーが乗っていた。カフェ・ケーニヒでは菓子パンも含めて毎日40種類を焼いている。そのほかにコンポートやチョコレートも種類が多く、ショーウィンドウは大変華やかだ。

オランダ商人と地元の娘の恋が生んだケーキ

土台部分のグリーンがルバーブ、赤はイチゴ 土台部分のグリーンがルバーブ、赤はイチゴ

シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテは、オランダからシュヴァルツヴァルトへ樅木を買いに通っていた木材商人と地元娘との恋がきっかけで生まれた。若い二人は結婚し、その祝いの席で初めて作られたのがこのケーキである。チョコレートはカカオを輸入していたオランダから持ち込まれた。グマイナー氏は、世界に広まった2大ケーキはザッハートルテとシュヴァルツヴェルダーだ、と言っている。ところで4月と5月の限定でラバルバーというケーキがある。後で調べたらルバーブというタデ科の植物で、菓子に使われることが多い。レモンのメレンゲがたっぷり乗っていて、それだけで立派なケーキだが、ちょっと酸味のあるルバーブの味がアクセントになって意外とおいしいトルテだった。

データ

伝統を感じる落ち着いたカフェ・ケーニヒの内部 伝統を感じる落ち着いたカフェ・ケーニヒの内部

カフェ・ケーニヒ
Cafe Koenig
住所:Lichtentaler Str. 12、76530 Baden-Baden
Tel. 07221 - 23573
営業時間
カフェ:毎日 08:30 〜 18:30
ケーキ店:月曜から土曜は09:00〜18:30、日曜は10:30〜18:30

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2017/09/12)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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