page top

出発エリアをに変更しました。

海外旅行の検索・比較サイト|エイビーロード
AB-ROAD
たびナレ 旅に行きたくなる!海外旅行に役立つナレッジ満載
RSS

役立つ海外旅行ナレッジ

ドイツは森が失われた国だった! シュヴァルツヴァルトでわかる、ドイツ人の気持ちとは?


掲載日:2016/11/28 テーマ:大自然 行き先: ドイツ / シュヴァルツヴァルト

タグ: ためになる ファンタジー 歴史


グリム童話の国ドイツ

ドイツはどこでもかなり開墾されています ドイツはどこでもかなり開墾されています

グリム兄弟の「ヘンゼルとグレーテル」の童話は、誰でもご存知ですよね。口減らしのため、母親に森に捨てられたヘンゼルとグレーテルは、お菓子の家を見つけます。「ヤッター!」と思いきや、そこは魔女の暮らす家で、グレーテルは召使にされてしまいます。やがてヘンゼルが魔女にかまどで料理され、食べられるところをグレーテルが助け、魔女をかまどに落として殺してしまいます。魔女から金銀財宝を奪った二人が家に戻ると、母親は死んでおり、それからは父親と三人で仲良く暮らしました。おかげで僕は、ずっと、ドイツを旅する間に、森はどこにあるのだろうかと探していたのです。しかしドイツは森林を開墾し、ジャガイモ畑にし、また豚を飼うことで、食べてきた歴史を知るにつれ、人類が生きていくために、森がなくなったのだと知ったのです。自然に打ち勝つことで、未来を切り開いてきたのです。

ついにあったと思った森は…

ドイツ南部、ドナウ河の源流ドナウエッシンゲンに行った時、大河ドナウの源流が、こんなに小さな泉だったのには驚かされましたが、ドイツには森はないと嘆く僕に、ガイドがこう言うのです。「ドイツにも森はあるよ」と。それがドナウエッシンゲン近くのシュヴァルツヴァルト(黒い森)でした。考えてみれば、「赤ずきん」も「白雪姫」も森の話です。ようやく童話の原風景たるドイツの森に出合えるのだとワクワクしていたら、シュバルツヴァルトは、森というより、林程度のものでした。鬱蒼としたという表現など到底当てはまらないのです。「こんなの森じゃない。お菓子の家もなければ、赤ずきんも白雪姫もいるはずがない」とぼやく僕に、ガイドは「実はさ、酸性雨で枯れちゃって」と嘆くのです。産業革命以降、ヨーロッパ各地で石炭を大量に使った結果なのでした。

森を失ったドイツ人の気持ちが向かった先は?

森がほとんど消滅してしまったことは、実は、ドイツ人の心に深く後悔の念とともに根付いたのでした。だからこそ1980年に、環境政党「緑の党(現同盟90/緑の党)」が生まれたのでしょう。ドイツがエコに熱心で、環境政党まで生まれ、環境保護に取り組んでいるのは、自然を破壊してきた歴史に対する負い目があるからだと思えてなりません。そして91年には、世界に先駆けて、容器包装廃棄物令が施行され、リサイクル制度が始まると、スーパーなどでもプラスチック容器などは減りました。今では量り売りが主流ですし、スーパーには買い物袋を持っていくのが普通です。歯ブラシなど、ブラシの部分だけが取り外しできるエコ歯ブラシが売っていますし、様々なデザインのエコバッグも、デザインが面白いです。こんなエコ製品は、ドイツ人の気持ちがこもったお土産と言えます。旅から帰って、お土産をネタに、ドイツのエコ話で盛り上がってみませんか。

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2016/11/28)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
エイビーマガジンについて

 

キーワードで記事検索

検索