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海外現地発ガイド通信

4日間だけ開かれるシュタイフ博物館のクリスマスマーケット

掲載日:2018/09/17 テーマ:祭り・イベント 行き先: ドイツ / ウルム ライター:沖島博美

タグ: かわいい クリスマス 一度は行きたい



ABガイド:沖島博美

【ドイツのABガイド】 沖島博美
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東京在住。 旅行作家。ドイツの民俗、歴史、文化などを取材し、書籍や雑誌で紹介し続けている。主な著書に『グリム童話で旅するドイツ・メルヘン街道』(ダイアモンド社)、『北ドイツ=海の街の物語』(東京書籍)、『ベルリン/ドレスデン』(日経BP),『ドイツ〜チェコ古城街道』(新潮社)、『ドイツ・クリスマスマーケット案内』(河出書房新社)など他多数。日本旅行作家協会会員。

シュタイフ博物館の入口で大きなクマのぬいぐるみが出迎えてくれる シュタイフ博物館の入口で大きなクマのぬいぐるみが出迎えてくれる

小さな町の小さなクリスマスマーケット

近年、我が国でもクリスマスマーケットが開かれるようになり、年を追うごとに場所が増えて内容も充実してきた。とは言え、やはり本場ドイツのクリスマスマーケットにはかなわない。日本でよく知られているのはニュルンベルクやローテンブルク、ミュンヒェン、そしてドレスデンやベルリンあたりであろうか。もちろん、ドイツではどこの町でもクリスマスマーケットが開かれている。フランクフルトやハンブルク、シュトゥットガルト、ケルン、アウクスブルクなど大都市のクリスマスマーケットも人気があり、とても賑わっている。そんな中、南ドイツのギーンゲンという小さな町の、特別なクリスマスマーケットを紹介しよう。ギーンゲンは、クマのぬいぐるみで有名な、あのシュタイフの町なのだ。

 

こぢんまりとしたギーンゲンの町。屋根に塔を乗せた建物が市庁舎で、大きなクリスマスツリーが前に設置されている こぢんまりとしたギーンゲンの町。屋根に塔を乗せた建物が市庁舎で、大きなクリスマスツリーが前に設置されている

ギーンゲンを有名にしたのはシュタイフの創設者

ギーンゲンは正確にはギーンゲン・アン・デァ・ブレンツGiengen an der Brenz(ブレンツ川沿いのギーンゲン)と呼ばれる。人口は2万人足らず、と町の規模は小さいが、古文書に名が記されたのは1078年のことで、14世紀に帝国自由都市となったという歴史を持っている。現在のギーンゲンが世界に知られるようになったのは、1847年にこの町で生まれた女性マルガレーテ・シュタイフのお陰だ。洋裁店を開いていた彼女はぬいぐるみを作り始め、1880年にシュタイフ社を創立した。1902年にクマのぬいぐるみが誕生し、これが世界で初めてのテディベアとなった。創立100年にあたる1980年にシュタイフ博物館がオープン。そして125周年の2005年に新シュタイフ博物館が建設された。円筒形のモダンな建物で、ここが今日世界中からの観光客を惹きつけているシュタイフ博物館だ。

 

近所の幼稚園児たちも先生に連れられてマーケットにやってくる 近所の幼稚園児たちも先生に連れられてマーケットにやってくる

4日間のマーケットに可愛らしい屋台がおよそ30軒並ぶ

12月24日に一番近い日曜日から遡って4週間前より、アドヴェントと呼ばれる“クリスマスを迎える準備”をする期間が始まる。クリスマスの市が立つのもアドヴェント期間で、クリスマスマーケットは通常一か月ほど、あるいはもっと長く開かれている。一方、小さな町ではアドヴェント期間のわずか数日間だけ開いているマーケットがある。ギーンゲンもその一つで、クリスマスマーケットは12月の最初の週の4日間だけ、シュタイフ博物館の前で開かれる。12月が近づくと、シュタイフ博物館前にサンタクロースの帽子をかぶった大きなぬいぐるみのクマさんが現れる。彼は、ドイツ語と英語で「楽しいクリスマスを!」と書かれたカードを抱えて訪問客を出迎えている。これを見た子供たちは大喜び。大人でも、巨大なクマさんの歓迎に嬉しくなってしまう。

 

シュタイフ博物館ロビーの、楽し気なクリスマスのデコレーション シュタイフ博物館ロビーの、楽し気なクリスマスのデコレーション

地元の人たちのみならず、観光客もたくさん訪れる

ギーンゲンのクリスマスマーケットは、毎年シュタイフ博物館前のマルガレーテ・シュタイフ広場で開かれる。大都市のクリスマス市と異なって小規模だが、それでも出店は30軒以上、回転木馬などのミニ版移動遊園地もあり、時には本物の子羊たちもやってくる。シュタイフ博物館ではアドヴェント期間中、ロビーにクリスマスバージョンの特別展示をしてシュタイフ生まれの動物たちが夢の世界を演出している。期間限定で販売されるシュタイフ土産ではレープクーヘンが大人気。レープクーヘンとはクリスマスの季節に出回るクッキーだが、シュタイフのクマさんがサンタ帽をかぶった可愛いもの。しかも、ちゃんとButton in earボタン・イン・イアー(赤文字でSteiffと書かれた黄色いタグのボタン)を耳に付けている。マーケット開催期間でなくても12月の博物館はクリスマスモードだが、せっかくだから是非マーケット開催中にギーンゲンを訪れたい。

 

食べてしまうのが勿体ないクマさんのレープクーヘン 食べてしまうのが勿体ないクマさんのレープクーヘン

データ

2018年のクリスマスマーケット
Der Adventsmarkt in Giengen an der Brenz
期間:12月6日(木曜)から12月9日(日曜)まで
場所:Steiff Museum
    Margarete Steiff Platz 1. Postberg,
    89537 Giengen an der Brenz

アクセス:
ウルムが拠点となる
ウルム中央駅Ulm Hbf.からギーンゲン・アン・デァ・ブレンツGiengen an der Brenzまで約25分
アウクスブルク中央駅Augsburg Hbf.からはウルム乗り換えで約1時間20分
シュトゥットガルト中央駅Stuttgart Hbf.からはウルム乗り換えで約1時間30分

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2018/09/17)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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