展示品だけでなく、復元された建物がすごい!

(前編よりのつづき)古代アゴラ博物館は、展示物のみならず、箱となっている建造物もすごいんです。1階部分にイオニア式の柱が22本、ずらっと並んでいて、荘厳な雰囲気を醸し出しています。暑い夏の日差しを避け、リラックスして鑑賞できました。2階に置かれている古代アゴラの復元模型も、見ごたえあります。建物自体は国内にあるギリシャ遺跡の中で唯一、完全に復元された建物だとも言われていますから、それもまたすごい話。なぜなら逆に、他のギリシャ遺跡は復元工事がどれも終了していない、ということになりますから。

アテネの外せない観光スポット、古代アゴラのここがすごい!(後編) アテネの外せない観光スポット、古代アゴラのここがすごい!(後編)

出入口をチェックしてから行きましょう!

地図で見ると古代アゴラ遺跡は、パルテノン神殿の向かい、道を挟んだ所にあります。パルテノン神殿を見た後に行くなら、ニケ神殿から降りてきた所にある出口から出て、その道なりをまっすぐ進むと、古代アゴラの出入口へと到着します。また、地下鉄を利用する人は、最寄り駅モナスティラキから歩いてすぐの、レストランやカフェが並ぶアドリアノウ通り沿いの出入口を利用するといいでしょう。道のどこからでも入れるわけではないので、出入口を見落とすと探してぐるっと遺跡を回る羽目になるので、気をつけてくださいね。

ガイドブックに載っていない、絶景ポイント

ガイドブックには表記されていなかった、絶景ポイントを発見しました! それが、アクロポリス神殿を出た(ニケ神殿から近い出口)目の前にある、岩でできた小高い丘。上に上がる階段があるので、それを上ると一望できるのが、古代アゴラ。さらにその向こうには、アテネの市街が広がっている様子が見渡せました。このスポットに気づかずに通過してしまう人も多かったので、みなさんは忘れずに立ち寄ってみてくださいね。

近くにあるローマ時代のアゴラにも立ち寄りたい

この古代アゴラに近くには、ローマ時代のアゴラ遺跡もあります。ローマ時代の初期のもので、こちらも同じく市場と人が集まる公共広場として使われていました。規模は、古代ギリシャ時代のものより小さめ。現在は建物を支えた多くの柱が、地面から1mほどのところまで残っています。注目は、当時の日時計や風見の役割を果たした、八角形の「風の神の塔」。八つの角は、東西南北を8方向で指し示しており、ローマ文化の発展をうかがい知ることができます。この2つの時代の異なるアゴラを比較しながら鑑賞するのも、面白いのではないでしょうか。