私は空港で寝過ごしました

帰国のフライトに間に合わなかった怖いお話、最後はわたくしの体験談をお話ししましょう。ひと様のことをあれこれ言ってきましたが、一番まぬけな理由で飛行機に置いていかれたのは私です。自分が乗る予定だったフライトのゲートで熟睡してしまい、はっと目覚めたのは飛行機がスペインに出発した後だったのでした。あれはマドリードに住んでいたとき、当時最も安かった、ギリシャのオリンピック航空を利用してのエジプト旅行の帰りのことです。

空港で寝過ごして置いていかれた人の話 -フライトに間に合わなかった悲劇その3- 空港で寝過ごして置いていかれた人の話 -フライトに間に合わなかった悲劇その3-

仮眠のつもりがうっかり熟睡

エジプトの旅の最終日、灼熱のカイロで一日中歩き回り、ドロドロに疲れ果てて空港に向かいました。カイロからアテネまでのフライトは深夜2時の出発だったのですが、早めに空港に到着し、治安の心配もあって空港内でもずっと緊張を解かずに待っていました。そして数時間のフライトの後、アテネの空港に早朝着いたのですが、ここでの乗り継ぎ時間が5時間以上あったんですね。そこで、マドリード行きのフライトのゲートまで行って、ようやく緊張もほぐれ眠くなったので、長椅子に横になってちょっと仮眠を取ることにしたのです。そして気がついたらフライトの時刻を1時間ほど過ぎていました。モニターにマドリードの文字はありません。

誰も起こしてくれなかった

慌ててゲートのカウンターにいる職員に尋ねたら、マドリード行きは定刻に出発したというではありませんか。「なんで誰も起こしてくれないの?チェックインは済んでいるのだから、搭乗の時に乗客の数が合わないでしょうに!」と思う以前に心臓バクバクです。オリンピック航空のカウンターに行って「ゲートで寝過ごしたんですがどうしたらいいでしょう」と聞いたら職員に大笑いされましたが、結局30ユーロの追加料金で翌日の同じフライトに振り替えてもらえました。翌日には無事マドリードに帰りましたが、友人たちにもずいぶん笑われたものです。

ゲート確認、搭乗時刻厳守!

日本の空港では、搭乗時刻になっても現れない乗客を探して、職員が出発ゲート内を「○○様〜!!」と叫びながら走り回っているのを時々見かけます。でも、そんな優しい空港は世界の中でほんの一部です。どんなにチェックインを済ませていても、時間に現れなければ置いていかれることもあります。私のように寝過ごす人はまずいないでしょうが、免税店での買い物に夢中になって飛行機に置いていかれないようにしてくださいね。また、バルセロナ空港のようにゲートの変更や呼び出し等のアナウンスを一切しない空港もあります。必ずモニターでゲートを確認し、搭乗時刻にはゲートで待つようにしましょう。