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海外現地発ガイド通信

古代ギリシャ世界で、国々の運命をも左右した「デルフォイの神託」


掲載日:2015/05/03 テーマ:世界遺産 行き先: ギリシア / デルフィ

タグ: ロマン 遺跡 史跡 世界遺産 絶景 素晴らしい 歴史


デルフィと古代ギリシャの王たち

アーモンドの花が咲く、冬のデルフィ遺跡 アーモンドの花が咲く、冬のデルフィ遺跡

現代ギリシャ語でデルフィと呼ばれる、古代ギリシャのデルフォイ。山や海を見渡せる大変眺めのよい山の斜面に築かれています。遺跡の中を登って行きながら、紀元前にここを訪れていた古代ギリシャの王たちと同じ道を踏みしめていると考えると灌漑深いものがあります。「デルフォイの神託」を授かるためにこの地を訪れた王の話はたくさん伝わっています。たとえば、トロイアのパリス王子に王妃ヘレンを奪われたスパルタの王メネラオスは、「デルフォイの神託」でどうすべきかの指示を乞い、その結果トロイア戦争を起こします。ソフォクレス作の悲劇「オイディプス王」では、神託によって、生まれた子が自分を殺し自分の妻を娶ることになると聞いたテーバイの王が、その子を恐れて山中で殺すように命令します。ところが、命令された羊飼いは赤ん坊を殺せず、子のいないコリントス王家に預けてしまいます。コリントス王子として出生をを知らずに育ったオイディプスは、結局予言通りに実の父を殺してしまい、テーバイの王となった後、事実を知って葛藤する、という話になっています。

アポロン神殿の真下で、地震を引き起こす二つの断層が交差!

アポロン神殿を見下ろして。 アポロン神殿を見下ろして。

個人的な問題から、国の未来を決めるような重要事項に至るまで、古代ギリシャ人たちは「デルフォイの神託」に指示を仰いでいました。また、ゼウスがここが世界の中心であると決めた場所に天から石を投げ、それが落ちたのがデルフィであると言い伝えられたことから、世界の中心としてもデルフィは知られていました。その石は「へそ」とよばれてアポロン神殿内の神託を授ける部屋に置かれていました。1年の間、アポロンが不在の3か月を除いて、残りの9か月の間のたったの一日、神託が受けられることになっていましたが、それでは足りず、後に9か月の間は毎月1日、神託が受けられるようになりました。それでもその限られた日に、あまりにもたくさんの人々が神託を受けに訪れたため、神託を受けられる順番を決めるルールなども細かく決められていました。神託を授ける儀式では、巫女がトランス状態になって神の言葉を伝えていたのですが、神殿のちょうど真下で二つの断層が交差しており、神殿地下の岩盤を調査した結果エチレンガスの成分が検出されたことから、当時、神殿内にガスが噴出していて、それがトランス状態を引き起こしていたのではないか、と言われています。

デルフィの聖なる泉「カスタリアの泉」やアテネの聖域は必見!

アテネの聖域にあるトロス(円形の神殿)跡。 アテネの聖域にあるトロス(円形の神殿)跡。

遺跡の入り口から少し離れていますが、車道沿いに少し歩くと、古代ギリシャのデルフィで聖なる泉として神官たちや信者が体を清め、アポロン神殿を清めるのにも使われた水が湧き出る、カスタリアの泉があります。パルナッソス山から流れ出る水が今も変わらず湧き出ています。さらにその先に体育訓練所跡、そのさらに先にアテネの聖域と呼ばれる遺跡があり、車道から徒歩で下りることができます。紀元前380年ごろに築かれたといわれるトロス(円形の神殿)の復元された柱が印象的です。

デルフィ遺跡へのアクセス

デルフィの古代劇場跡。 デルフィの古代劇場跡。

チケットは、デルフィ遺跡入場、デルフィ考古学博物館の共通券で、9ユーロ。アテネから日帰り可能な人気の世界遺産スポットとあって、遺跡の入り口には最新式の自動改札機も設置され、デルフィ考古学博物館の周辺は無料WiFiが利用できます。 アクセス:アテネからは、KTELのリオシオン・ターミナル発の長距離バスで約2時間半。または1日観光で日帰りツアーを旅行会社で申し込めます。デルフィにもデルフィから車で10分しか離れていない、隣の山村アラホバにもホテルはたくさんあります。冬なら、アラホバが、スキー場へ行く目的のギリシャ人観光客でにぎわいます。夏は、デルフィから山を下りて、海沿いのビーチのある村に宿泊するのもお勧め。  メテオラと組み合わせる場合、トリカラで乗り換えて、1日1本しかないデルフィ経由のパトラ行KTELバスでデルフィに入ることも可能です。ほかにも方法はありますが乗り換えが多いです。 パトラから平日に1日1本KTELの長距離バスが出ています。車やバスでちょうど2時間の距離です。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2015/05/03)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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