人気のミコノス島は、別名「エーゲ海に浮かぶ白い宝石」。

ギリシア旅行の楽しみの一つに、エーゲ海の島々をめぐるクルーズの旅があります。島の中には、空港を備えているところもありますので、片道だけ船でという旅のプランも可能です。シーズンは春から秋まで、冬の間はアテネで暮らす宿のオーナーもいて、グッと宿泊施設の数は少なりますが、それだけ観光客も少なく、逆に昔ながらの風情が味わえるという話も聞きます。そんな中、人気なのはやはりミコノス島でしょう。別名「エーゲ海に浮かぶ白い宝石」と呼ばれていますが、その名の通り、白い壁とブルーの屋根のコントラストが美しい島です。ギリシアの島と言えば、ミコノス島が写真で使われるくらいです。大小300以上もの小さな教会や、風車が建ち並んでいます。アテネ近郊のピレウス港からフェリーで4時間、高速船なら2時間半、飛行機では40分で結んでいます。冬は高速船は運休になりますのでご注意ください。日帰り観光する人も多いです。

ギリシアのアテネから行くエーゲ海の島(その1)“白い宝石”ミコノス島 ギリシアのアテネから行くエーゲ海の島(その1)“白い宝石”ミコノス島

ミコノス島を散策する楽しみ

ミコノス島は歩いて楽しい町です。まるで迷路のように、クネクネ道の坂道が続きます。両側から建物が迫ってきていますので、自分がどこにいるのかわからなくなってしまうこともしばしばです。そんな時、まるでおとぎの国に迷い込んでしまったようだと感じる人も少なくないでしょう。真っ白な家々の壁に、道も石をはめ込んだ白い石灰で塗り固められています。白は海から反射する太陽光線を受けて、町を明るく彩ります。なぜ町は白くなったのでしょう? それは夏の暑さから建物に熱気をこもらせないため、あるいは石灰岩の産地であるから、虫よけのためなど、複合的な要素が語られています。そして何より、エーゲ海のブルーとのコントラストが抜群です。その美的センスの良さに、誰もがため息をついてしまいます。夕方には、ミコノスタウンの西側に面したオープンカフェへ。ビールやお茶を飲みながら、落日の景色を眺める時間は最高です。

ミコノス島から行ってみたい世界遺産の島がある

ミコノス島では、リゾートライフを堪能できますが、実はすぐ近くに、世界遺産のデロス島があったのです。無人島です。ミコノス島からはボートで40分ほど。半日観光にちょうどいい距離にあります。見所は海に向かって叫ぶように建てられているライオン像です。日本の神社にある狛犬は、ずんぐりむっくりとした体型ですが、ここのライオン像は、そのピンと伸びた背中のフォルムが野性的で素晴らしく、ライオンというよりチーターに似ています。かつてデロス島は、信仰の中心地として、人々の心をとらえていました。「デロス」とは「輝く」という意味で、当時の人々は、この島にどんな輝きを見出したのでしょうか。ライオン像の本物は博物館に展示されていますが、レプリカとはいえ、外にあるライオン像は、木の生えないこの島の中で、カッコいいの一言です。ぜひこの島にも足を運んでみてください。(その2へ続く)