エメラルド色の海と城壁のコントラストが魅力的な、海の町ナフパクトス

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エメラルド色の海と城壁のコントラストが魅力的な、海の町ナフパクトス

掲載日:2016/06/21 テーマ:観光地・名所 行き先: ギリシア / パトラ ライター:アリサンドラトゥー芳香

タグ: ロマン 一度は行きたい 歴史



ABガイド:アリサンドラトゥー芳香

【ギリシアのABガイド】 アリサンドラトゥー芳香
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イタリアのトスカーナに4年、そしてギリシャ、ペロポネソス半島北部の港町パトラ在住13年。ギリシャの大学生に日本語を教えながら、翻訳などもしています。小学生の子供が二人いるので、子連れの旅行についての情報や、もともと好きな遺跡等に関する情報、地中海料理などについて発信中!また、ブログ「地中海とカフェDiary」ではギリシャ生活について綴っています。

中世からの面影を残すナフパクトスの港。4世紀半前に、ここで海が血の色に染まるほどの戦いが繰り広げられましたが、今は穏やかで、見とれるほど美しい海が広がっています。 中世からの面影を残すナフパクトスの港。4世紀半前に、ここで海が血の色に染まるほどの戦いが繰り広げられましたが、今は穏やかで、見とれるほど美しい海が広がっています。

デルフィから足を延ばして、歴史の名残を感じさせる海の町ナフパクトスへ!

アテネからも日帰りなどで訪れる人の多いデルフォイ遺跡ですが、ここからさらに足を延ばして訪れたい場所の一つが、デルフィから車で1時間半。景色もよくビーチも多い海沿いの道を進んでいくとたどり着く、海の町ナフパクトスです。ナフパクトスというと馴染みがない方でも、「レパントの海戦」といえば聞いたことがあるのではないでしょうか。このレパントが、現在ナフパクトスと呼ばれる町です。この近くの、アテネオリンピックに合わせて完成した、リオ・アディリオの橋を渡るか、アッディリオから船にのり、25分ほどかけて海の向こう側へ渡ると、ほどなくイタリアへの玄関港であるペロポネソス半島北部の町パトラに着きます。ナフパクトスは歩いて周れるほどの小さな町ですが、エメラルドグリーンの海の色と、城壁とのコントラストが素敵で、港の周りとビーチ沿いにはカフェなどが並び、週末には大変にぎわっています。

 

レパントの海戦で戦い、負傷したセルバンテスの像が建てられています。 レパントの海戦で戦い、負傷したセルバンテスの像が建てられています。

ドン・キホーテの作者セルバンテスの像の立つ港の城壁

後に「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」の作者として知られるようになる、ミゲル・デ・セルバンテスは、当時スペイン海軍に入隊しており、1571年10月7日、レパントの戦いに参戦していました。当日、熱を出していたにもかかわらず戦って3か所も撃たれ、その傷がもとで左手が一生使えなくなってしまいました。この戦いは一日で決着がつきましたが、スペイン王国、ヴェネツィア、教皇、イタリア諸都市、マルタ騎士団が組んだ神聖同盟、いわゆるヨーロッパの国々がそれまで負け知らずだったオスマン帝国の海軍に初めて勝利した重要な戦いとして知られています。このセルバンテスの像が、港の城壁のそばに建てられています。

 

要塞からは、どこから敵が攻めてきても見渡せたであろうと想像できる、素晴らしい眺めが楽しめます。 要塞からは、どこから敵が攻めてきても見渡せたであろうと想像できる、素晴らしい眺めが楽しめます。

要塞からの眺めの良さは必見!

ナフパクトスの町はもちろん、海を挟んで向こう側のペロポネソス半島を一面に見渡せる要塞は、オスマン帝国の攻撃にもなかなか落ちなかった強固な守りで知られていました。要塞からの景色は大変素晴らしく、上る価値ありです。また、ナフパクトスではレパントの海戦を記念して、毎年10月初旬にお祭りが開かれています。お祭りの一番の見所は、港を舞台に野外で上演される海戦の再現です。中世の衣装に身を包んだ人々や、戦闘の爆発に見立てた花火など雰囲気たっぷりで人気があるので、その日は小さなナフパクトスの町が観光客でごった返します。ギリシャでも必見のイベントの一つなので是非機会があれば、日程を合わせてみてください。

 

小じんまりとしていて、趣のあるナフパクトスの町は、年中カフェでくつろぐ人々でにぎわいます。大変広いビーチにも恵まれているので、夏に訪れる方は水着も忘れずに! 小じんまりとしていて、趣のあるナフパクトスの町は、年中カフェでくつろぐ人々でにぎわいます。大変広いビーチにも恵まれているので、夏に訪れる方は水着も忘れずに!

関連情報 

パトラへは、橋を使えば車での所要時間25分。ほぼ30分毎に出ている船を使うと、45分ほど。ナフパクトスやデルフィにかけての一帯は鉄道が敷かれていない地域で、バスかレンタカーしか移動手段がありません。バスの本数は大変少ないので、このあたり一帯を、レンタカーなどで周るのもお勧めです。レンタカーがあれば、パトラからさらぶオリンピア遺跡へ足を延ばすことも気軽にできます。長距離バスKTELで、アテネからナフパクトスへ直行する場合は、アテネから2016年3月現在、片道22.50ユーロ。アテネ発ナフパクトス行は、毎日7:15発と15:30発の2本です。

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2016/06/21)
※渡航前に必ず現地の安全情報をご確認下さい。http://www.anzen.mofa.go.jp/
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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