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海外現地発ガイド通信

年に一度の「レパントの海戦」の祭りを見に行こう!


掲載日:2019/10/08 テーマ:祭り・イベント 行き先: ギリシア / パトラ

タグ: 一度は行きたい 祭り 歴史


歴史好きな方は必見!レパント(ナフパクトス)へ

レパントの海戦を再現!ショーのクライマックスの戦闘シーン。 レパントの海戦を再現!ショーのクライマックスの戦闘シーン。

パトラから車で30分。リオ・アッディリオの橋を渡って少し海沿いに走ると見えてくるのが小さなナフパクトスの街です。
ここが、サラミナの海戦などと並ぶ世界史で知られる海戦の舞台となったレパントです。「レパント」というのはナフパクトスのイタリア語、スペイン語名称です。
オスマン朝トルコ帝国が絶大な勢力を誇っていた時代の1570年〜1571年に、当時ヴェネツィアが支配していたキプロス島をオスマン朝トルコ帝国が占領しました。町は破壊され、ヴェネツィア、ギリシャ両軍の兵士はもちろん一般市民も大変残酷な方法で殺されたそうです。そして同じ時代、スペインもイスラムの勢力の拡大を恐れていました。同時にヴェネツィアにとっては、東地中海からアドリア海にかけての貿易を手中にしたいという思惑もあり、様々な要因がカトリック教会側の国々を結び付け、オスマン朝トルコ帝国に対抗する協力体制を生み出すこととなりました。

キリスト教徒の国々が初めてオスマン朝トルコ帝国に勝利した戦い

ショーで登場する、中世の衣装をまとった人々が行進します。 ショーで登場する、中世の衣装をまとった人々が行進します。

1571年5月にローマ法王がイタリアとスペインに呼びかけ神聖同盟が結成されると、主力のヴェネツィアとスペインに加え法王やその他の国も合わせた大艦隊、そして30,000人近くの兵士が集まりました。
コンスタンティノープルから出港したオスマン朝トルコ帝国の艦隊は地中海の島々を占領し、イオニア諸島を攻撃、そこから現クロアチアのドブロブニクにまで到達したのち、また南下してイオニア諸島付近にいました。神聖同盟の艦隊はイオニア諸島の島々から歓待を受け、10月5日にはケファロニア島に集まりました。
10月7日午前10時半ごろ、オスマン朝トルコ帝国の艦隊と神聖同盟の艦隊の戦いの火蓋が切られました。なんと同日の15時半には神聖同盟側の勝利で戦いは終わりました。オスマン朝トルコ帝国の艦隊はすでに各地で戦闘を繰り返し疲弊していたことや、奴隷として船を漕いでいた1万人以上ものキリスト教徒たちが、当然のことながら神聖同盟側に加勢したことなどが、神聖同盟側の勝利につながったと言われています。
この戦いに参加していた、「ドン・キホーテ」で知られる作家ミゲル・デ・セルバンテスは被弾し、左手が使えなくなりました。

2019年の「レパントの海戦」のお祭り

神聖同盟側の勝利を祝って盛大な花火が打ち上げられます。 神聖同盟側の勝利を祝って盛大な花火が打ち上げられます。

レパントの海戦は、キリスト教の国々がそれまで負けを知らなかったオスマン朝トルコ帝国に勝利した最初の戦いとして知られています。
10月の第1土曜日に、ナフパクトスの港で毎年レパントの海戦を再現するショーが開かれます。
中世の衣装に身を包んだ人々が、楽団の演奏とともに町中を行進してきます。港に着くと、劇のように当時のことが語られ、海上には神聖同盟側の船とオスマン朝トルコ帝国側の船が現れて戦いが始まります。攻撃の爆弾は花火になっていて迫力があります。
今年のスケジュールはまだ発表されていないのですが、昨年のショーの開始時間は夜8時半でした。毎年恒例のイベントなので、ほぼ同じ時間にはじまるはずです。
港の周りのカフェからは、座ったままショーが見られるのですが、席を取るのは難しそうです。早めに行ってよく見える場所を確保することをお勧めします。

関連情報

ショーは夜ですが、ナフパクトスは昼間も美しい景色が広がる魅力的な町です。 ショーは夜ですが、ナフパクトスは昼間も美しい景色が広がる魅力的な町です。

「レパントの海戦」は、ギリシャ語で「ナヴマヒア・トゥー・ナフパクトゥー」と呼ばれています。
ナフパクトスへのアクセス方法:
アテネからは長距離バスが1日2本だけ出ています。
祭りを見る場合は、ナフパクトスに一泊することになります。

パトラ・ナフパクトス間は、平日は通勤などのため、たくさんバスが出ているのですが、週末は極端に少なく1本しかありません。
車では、リオ・アッディリオ間の橋の通行料が高いので、フェリーで安く海を渡る方法もあります。
土曜の夜は橋がライトアップされるので、フェリーからの景色を楽しめます。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2019/10/08)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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