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海外現地発ガイド通信

王妃・エリーザベトが愛した居城、ゲデレー宮殿


掲載日:2009/06/02 テーマ:城・宮殿 行き先: ハンガリー / ブダペスト

タグ: すごい! 宮殿 博物館


フランツ・ヨーゼフ皇帝夫妻の居城

エリーザベトの城にふさわしい瀟洒な館ゲデレー宮殿 エリーザベトの城にふさわしい瀟洒な館ゲデレー宮殿

ゲデレー宮殿はハンガリーの貴族アンタル・グラシャルコヴィッチ伯爵一世が建てた宮殿だった。グラシャルコヴィッチ伯爵はオーストリア大公マリア・テレージアとも交流のあった由緒ある貴族である。1735年から1745年にかけて最初のコの字型部分が完成し、その後も両サイドの翼が拡張されて現在の形となった。1841年にグラッシャルコヴィッチ家の男系統が絶えて、宮殿はグラシャルコヴィッチ三世の娘婿の家系に移り、その後も持ち主が次々と変わる。オースリア=ハンガリー二重帝国が発足すると宮殿は国に買い取られ、フランツ・ヨーゼフ皇帝夫妻の居城となった。

豪華な王宮を選ばずゲデレー宮殿へ

城内には珍しい肖像画がたくさん飾られている。写真は若き日のフランツ・ヨーゼフとエリーザベト 城内には珍しい肖像画がたくさん飾られている。写真は若き日のフランツ・ヨーゼフとエリーザベト

ブダペストにはドナウ川に面したブダの丘に荘厳華麗な王宮が聳えている。ウィーンのホーフブルクに負けるとも劣らぬこの王宮こそ、二重帝国の皇帝にふさわしい宮殿であるが、皇帝夫妻はここを居城とせず、ブダペスト郊外のゲデレー宮殿に住んだ。村の人たちは皇帝夫妻を温かく迎え、一人で長期滞在することの多かったエリーザベトは殊のほか歓迎された。現在宮殿は博物館になっており、グラシャルコヴィッチ伯爵ゆかりの建物も含めてガイドツアーで見学することができる。皇帝夫妻の住居だったのは最初に建てられたコの字型の部分で、オリジナルに忠実に再現されている。

ここでしか見ることのできない多くの肖像画

「エリーザベトのサロン」には、戴冠式のために彼女がはおる戴冠用マントを縫うエリーザベトのモザイク画が掲げられている 「エリーザベトのサロン」には、戴冠式のために彼女がはおる戴冠用マントを縫うエリーザベトのモザイク画が掲げられている

宮殿の正面に大きなホールがあり、向かって右翼にフランツ・ヨーゼフの執務室やサロンが並び、左翼がエリーザベトの居室になっている。今日村の日曜礼拝に使われているグラシャルコヴィッチ伯爵の礼拝堂も見ることができる。「皇帝のサロン」の壁には二重帝国時代の地図が掛かり、大帝国だったことを物語っている。大きなシャンデリアが下がる中央部分のホールを抜けると、エリーザベトの小部屋が並んでいる。スミレ色が好きだった彼女の趣味にあわせ、壁布やカーテンはどの部屋も紫色で統一されている。ウィーンでは見られないエリーザベトの肖像画が多く、シシィ・ファンには必見の宮殿である。(シシィとはエリーザベトの愛称)

蘇った皇帝の居城

長身でスリムなエリーザベトの姿は全女性の憧れの的。エリーザベト公園の銅像 長身でスリムなエリーザベトの姿は全女性の憧れの的。エリーザベト公園の銅像

1898年にエリーザベトが非業の死を遂げてから、この宮殿にやって来るハプスブルク家の者はなくなった。第一次世界大戦の敗戦と二重帝国解体によりゲデレー宮殿は摂政ミクローシュ・ホルティの別荘となり、第二次世界大戦後はソ連軍に接収され、その後は放置されていた。社会主義と決別してから宮殿は本格的な修復工事が行われ、1996年に皇帝の居城だった中心部分が完成する。1998年の「エリーザベト没後100年」に際しては、王妃の記念室も設けられた。宮殿の奥には王妃を偲んで造られたエリーザベト・パークが広がっている。木立に囲まれてすらりと立っているのはエリーザベト。絶世の美女と讃えられた皇妃の銅像である。

【関連情報】

■ゲデレー宮殿
住所:2100 Godollo, Grassalkovich Kastely
交通:地下鉄2号線のエルシュ・ヴェゼール・テレors vezer tere からおよそ40分、ゲデレー・サヴァチャーク・テールGodollo Szabadsag ter下車。降りるとすぐ目の前に宮殿がある。
料金:宮殿博物館 1,800Ft.

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2009/06/02)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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