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海外現地発ガイド通信

フランツリスト生誕200周年!美貌と才能を兼ね備え貴婦人を酔わせた男の軌跡


掲載日:2011/04/19 テーマ:観光地・名所 行き先: ハンガリー / ブダペスト

タグ: 音楽 博物館 歴史


指が6本あると噂された天才ピアニスト

リスト記念博物館に掲げられたリストの肖像画 リスト記念博物館に掲げられたリストの肖像画

その美貌、その演奏ぶり、音楽的才能で人々を惹きつけた天才ピアニスト、リスト・フェレンツ。多くの優れた曲を書いた作曲家でもある。ショパンをはじめメンデルスゾーン、ベルリオーズ、シューマンなど、リストと同時代の著名な音楽家たちも彼の演奏を聴いて驚き、褒め讃えた。巷ではリストには指が6本あると噂されていたそうだ。今でも「ラ・カンパネラ」などを素人が聴くと、手が3本なければ無理と思ってしまう。世界的に熱狂的ファンが多いリストは1811年に現在はオーストリア領のライディング(当時はハンガリー領ドヴォルヤーン)で誕生した。今年は生誕200年にあたるため、ブダペストでは様々な記念コンサートが企画されている。

海外で活躍するも忘れなかった祖国への愛

机の引き出しを開けると鍵盤が出てくる特注の机 机の引き出しを開けると鍵盤が出てくる特注の机

一般にフランツ・リストで知られているが、正式にはリスト・フェレンツ(ハンガリーでは日本の様に名字が先)である。父親はエステルハーズィー侯爵に仕える音楽に精通した人で、リストは父からピアノの手ほどきを受けた。9歳のとき侯爵の前で演奏した際、リストの才能に驚いた侯爵は奨学金を与える。リストはウィーンへ出て本格的にピアノを学び始めた。最初に彼を教えたのが、あのツェルニーだった。ピアノを習ったことのある者なら誰でも、教本で長い間ツェルニーにお世話になったであろう。若くして有名になったリストはその後フランスやドイツ、スイス、イタリアなどで暮らし活躍するが、晩年にはブダペストに音楽院を設立するなど祖国のために尽くした。

弦が切れるほどの激しい演奏

レッスン室にある2台のピアノ。奥のピアノがベーゼンドルファー製 レッスン室にある2台のピアノ。奥のピアノがベーゼンドルファー製

ブダペストには晩年にリストが住んでいた家が3軒ある。最初の家は聖イシュトヴァーン大聖堂近くのナードル・ウッツァ通りNador utca 2番目の家はドナウ川に近いイラーニィ通りIrany u.で、2つの館には記念額が掲げられている。そして3番目の館が現在のリスト記念博物館。彼はここでピアノを教えていた。リストが使っていた2階の3部屋が公開されている。幼少のころに使っていた小型ピアノ、作曲用の鍵盤付き机、遺愛品の数々など、どれも興味深い。レッスン室だった部屋にベーゼンドルファーが置かれていた。リストの演奏会では弦が切れたりハンマーが壊れたりするため、控えのピアノも用意されていた。ベーゼンドルファーはそのリストの激しい演奏に耐えたことでも知られている。

貴婦人を酔わせたリストの腕前

リストの左手。普通の人よりは大きいが、驚くほどではない。 リストの左手。普通の人よりは大きいが、驚くほどではない。

指が6本あったと思う者はいないが、リストの手は異常に大きかったと伝えられている。リストファンたちは、彼の手がどれほど大きいのか楽しみにここを訪れる。ところが象られて展示されている実物大の手は期待していたほど大きくはない。この手で10度の音程を軽々と押さえたとはちょっと不思議。壁に飾られた多くの肖像画はよく目にする有名なものばかり。端正な顔立ちはただでさえ女性の心を奪ったであろう。激しい演奏は多くの女性を魅了した。彼の演奏に号泣したり失神したりする貴婦人が多かったそうだ。数々のエピソードを持つリスト・フェレンツ。生誕200年の今年は是非、ブダペストへ行ってリストの足跡を辿ってみよう。

【関連情報】

リスト・フェレンツ記念博物館 Liszt Ferenc Emlekmuzeum
住所:Vorosmarty utca 35
行き方:地下鉄1号線のVorosmarty utca下車徒歩0分
    ホームから地上に出ると目の前に館がある。
    館はアンドラーシ通りに面しているが、入り口はヴェレシマルティ通り側
開館時間:月曜〜金曜は10:00〜18:00、 土曜は9:00〜17:00  日曜休館
入館料:900フォリント(1フォリント約0.5円)

演奏会のプログラムとチケットのオンライン購入
http://www.jegymester.hu/ (英語あり)

国立コンサートホール(ブダペスト最大のコンサートホール)
http://mupa.hu/en/

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2011/04/19)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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