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海外現地発ガイド通信

ハンガリー発祥の地エステルゴム


掲載日:2013/07/21 テーマ:観光地・名所 行き先: ハンガリー / ブダペスト

タグ: 一度は行きたい 素晴らしい 歴史


ハンガリー1000年の歴史はエステルゴムから始まった

ドナウ川から眺めるエステルゴムの大聖堂 ドナウ川から眺めるエステルゴムの大聖堂

ブダペストはウィーンから鉄道でわずか3時間ほどだが、ドナウ川を下って船でブダペストへ入るルートもある。船旅を選んだ人は、スロヴァキアとの国境を過ぎて船が完全にハンガリー領内に入ったとたん、急に風景が変わることに驚くであろう。ウィーンから東へ下ってきた船は、ハンガリーへ入ると急にカーブを描いて南へ向かう。このカーブ地点がドナウベント(ドナウの曲がり角)と呼ばれ、風光明媚なことで知られている。両岸には小高い丘が連なり、時々赤い屋根の集落が現れる。のどかで美しい自然がしばらく続く。ドナウ川がハンガリーへ入る最初の町がエステルゴムだ。

ハンガリー最大のドームはカトリックの総本山

両側に塔を従えて堂々聳える大聖堂 両側に塔を従えて堂々聳える大聖堂

エステルゴムはハンガリーのカトリック教会総本山になっている。大聖堂はブダペストのものより大きく、ドームは直径53・5m、高さ100mというハンガリー最大の規模を誇っている。8本の大列柱が見事な現在の建物は19世紀半ばに建てられているが最初の聖堂は11世紀初頭に建設された。その後、何度も火災や戦争で焼け落ちてその都度再建されてきた。ここはハンガリー発祥の地。9世紀にこの地を征服したマジャル民族が10世紀、エステルゴムに城を築いた。ここで生まれた首長の息子イシュトヴァーンは1000年キリスト教に改宗し、ローマ教皇より王冠を贈られて初代ハンガリー国王となった。

マーリア・ヴァレーリア橋が蘇る

スロヴァキアまで渡って眺めるマーリア・ヴァレーリア橋 スロヴァキアまで渡って眺めるマーリア・ヴァレーリア橋

エステルゴムの対岸はスロヴァキアのシュトロヴォだ。1895年にエステルゴムからシュトロヴォへ橋が架けられた。ハンガリーはこのときオーストリアと二重帝国になっており、ハプスブルク家のフランツ・ヨーゼフがハンガリー王だった。その間に三女のマリー・ヴァレリーが誕生した。久々に誕生したハンガリー王家の王女はハンガリー国民から大変慕われていた。そのためフランツ・ヨーゼフは橋を三女の名前のハンガリー語、マーリア・ヴァレーリアと名付けた。しかしこの橋は第二次世界大戦で破壊されたまま長い間放置され、悲劇の象徴になっていた。冷戦時代が終わり、ハンガリーとスロヴァキアはEUから50%の資金援助を受けて橋の再建を行う。2001年10月に新しい橋が誕生した。

ハンガリー旅行で1度は訪れたい古都エステルゴム

大聖堂の丘から眺めるエステルゴムの町 大聖堂の丘から眺めるエステルゴムの町

大聖堂の丘からはエステルゴムの町、そして悠々と流れるドナウ川が見下ろせる。マーリア・ヴァレーリア橋も優雅な姿を見せている。戦争の犠牲になったこの橋が今、平和のシンボルになっている。大聖堂は間近で眺めると実に迫力がある。だが最も美しいのは橋を渡って対岸のスロヴァキアから眺める姿だ。今ではパスポート提示の必要がないので自由に行き来することができる。大聖堂の真下に船着き場があり、ブダペストから船で来ることもできる。エステルゴムは13世紀半ばまでハンガリーの首都だった。ブダペストを訪れたら、ハンガリー発祥の地エステルゴムまで、是非足を延ばして見よう。大聖堂宝物殿や王宮博物館などを訪れるなら、ハンガリーのルーツを知ることができるであろう。

データ

大聖堂の真下にある船着き場 大聖堂の真下にある船着き場

エステルゴムへのアクセス:
ブダペスト西駅より電車で約1時間30分
ブダペストの船着き場から船で約5時間30分、水中翼船で1時間30分
ブダペストからバスで直通は1時間20分、センテンドレ経由などは約2時間

大聖堂宝物殿
 開館時間9:00〜16:30
王宮博物館
 開館時間 9:00〜17:00

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2013/07/21)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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